タピオカドリンクの後継者争いの動きが過熱し始めているように見える今、最有力候補のひとつとして注目されているのが「バナナジュース」だ。インスタグラムで「#バナナジュース」と検索すると、実に60万件以上の投稿が出てくる。
最近ではテレビ番組でも特集が組まれるなど、注目を集めているバナナジュース。その魅力は何なのだろうか。SNSで投稿していた人たちに聞き込み調査をしてみた。
◆タピオカよりも「飲んでしまった罪悪感」が少ない
「ネットニュースでバナナジュースがポストタピオカとして取り上げられていて、紹介されていた店舗が住んでいる場所から近かったため、さっそく次の日に行きました! 」と語るのは、会社員のばらゆり美さん(ツイッター@roselily6111)。
ばらゆり美さんがバナナジュースを初めて飲んだのは年が明けてからすぐのことだった。
「バナナジュースは飲みごたえがあって腹持ちがいい。あと、ご飯代わりに飲んでも罪悪感が少ないのがうれしいです」(ばらゆり美さん)
タピオカドリンクに比べて、バナナジュースは「飲んでしまった罪悪感」が少なかったという。文部科学省食品成分データベースでタピオカそのものとバナナのカロリーを比較すると、タピオカは100gあたり62kcal、バナナは1本あたり86kcalとほぼ同じぐらい。だが、タピオカドリンクのミルクティーには多くの砂糖が混ぜられているため、カロリーは高めだと言われている。
女性としては「太りたくない」という思いがあるだろう。その点、バナナジュースの場合は、バナナ自体がとても甘いため、砂糖を使わずに提供する店もある。また、美容部員のtapinyanさん(インスタグラム@tapitapitapinyan)は、バナナジュースを飲む理由をこう話す。
「ほぼ毎日のように仕事の休憩中にバナナジュースを飲んでいたんです。私、すごい便秘症で困っていたんですけど、便通が良くなった気がします」(tapinyanさん)
これらは、あくまで個人の感想ではあるが、女性ならではの悩みから日常的にバナナジュースを飲む人もいるようだ。やはり気になるのはそのお味。一体どんなお味なのか?
「バナナの味がすっっっごく濃いです! そして甘味があります。身もしっかりと感じられて、飲みごたえがあります。作りたての状態と20分後のバナナジュースを飲み比べると、味が変わっていました。時間を置いて飲んだ方がバナナの甘みが増しておいしかったです」(同)
なんと時間によって味が変化するらしい。「賞味期限18分」という店舗もあるそうで、味が変わりやすいのかもしれない。ということは、飲んでいて飽きにくそうだし、あえて10分待ってみる、など自分好みの味を見つけるのも面白そうだ。
それでも、果たしてお家のバナナジュースとはどれほど違うのだろうか。ばらゆり美さんは、専門店で飲んだ後に自宅で作ってみたそうだ。その結果は、天と地ほどの差があったという。
「バナナジュース自体は自宅でもたまに作っていましたが、全くの別物で驚きました。お店で飲んだ後、いったん同じ材料を買って自宅でも試してみましたが、やっぱり全然別物だったので、あの味に出会うためにはお店に行かないと、と思いました。その価値があります」(ばらゆり美さん)
バナナジュースの魅力に取り憑かれるのは女性だけではない。子どもたちだ。会社員のrenchanさん(インスタグラム@renchan__2126)が1歳4か月になる子どもを連れて実家近くのバナナジュース専門店を訪れた際、その飲みっぷりに驚いたという。
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January 29, 2020 at 06:51AM
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