Pages

Friday, March 6, 2020

サンゴが絶滅の危機!? 80年以内に滅亡する可能性があると新研究が発表 - Esquire

サンゴ礁が絶滅の危機!? 80年以内に滅亡する可能性があると新研究が発表

WIN-INITIATIVEGetty Images

  • サンゴの生存率に関して、新研究によれば「2100年になると、かなり厳しい数値になる」という結果が導き出されました。
  • 科学者たちは、気候変動に直面したサンゴの保存および復元するためにシミュレーションを作成しました。
  • われわれは、気候変動によって上昇する海洋温度と酸性化への対策を早急に練らなければならないのです。

     研究者によると劇的な介入がない限り、「世界中の全てのサンゴの絶滅は、2100年という想定よりも早い時期に訪れる可能性がある」と言います。この可能性を高めている要因は2つあります。

     そのひとつは、海水温の上昇と酸性化の増加です。これにより、サンゴが住みにくい環境へとますます導いているのです。

     アメリカ地球物理学連合(AGU)による2020年の海洋科学会議で、ハワイ大学のレニー・セッター氏は、調査結果を詳述した新しい論文を発表しました。セッター氏は生物地理学者であり、彼女が発表した研究は長期にわたる海洋状況を想定した複雑なシュミレーションになります。

    研究に書かれていた内容:
    「この研究は将来の気候を想定し、熱帯地域だけでなく世界的なサンゴが移植可能な場所を探しています。予想される用地は回帰分析により予想される環境特性と、人間への影響を考慮したプロキシで、その地域での復元が可能か適合性を評価します」

     つまり、ここで言えることは、すでに現段階において科学者たちは、「保存すること」の研究はしていないのです。「サンゴの回復を研究しているのであり、その現状は依然として厳しいものだ」ということになります。研究者は、海の温度と酸性度に加え、近くの居住地からの人間の廃棄物や継続的な乱獲行動に関しての被害も加えた上で推定しています。

     研究者たちは将来の可能性を最大化するためにも、「修復用地をすぐに取り決め、そして実践し、さらには地球的規模での優先事項とすべき」と主張しているのです。

     「このプロジェクトでは適合性分析を行い、有望な修復用地にリソースを集中させるよう設計したいと考えています。これによって効率を最大化させることによって、サンゴ修復の成功率を高めることが期待できるのです」と、その研究レポートには記されています。

     さらに、「修復の実行手順を評価しながら行うことで、今後の継続的な取り組みへと導くことができます。さらに『サンゴの損失を防ぐため、Co2排出量を削減する取り組みを強化する』だけで済ませるのではなく、これによって修復手法に必要な問題や修正すべき点があった場合に、それをいち早く共有することができるわけです」ともつづられています。

     つまり、「サンゴ礁が絶滅への道をたどるのか? それとも存続するのか?」は、今、このときのアクションにかかっているというわけです。サンゴが生き残るための特定の保護エリアを取り決め、実践していくためには多くのリソースが必要とされます。そして、このシミュレーションの結果をどう実現化していくのかは、まさに現在、この研究者たちにかかっているというわけです。

     海洋の酸性化(ph低下)は、 気候変動が海洋に影響を及ぼしている可能性がありますが、現段階では明確ではありません。これまで、海洋の温暖化に関しては多くの注目が寄せられてきました。しかし、ここで明確なのは、酸性化は温暖化と同様に有害であり、二酸化炭素の濃度が増加した背景とひも付いているのです。

      増加した二酸化炭素は、自然と海洋へと溶け込みます。二酸化炭素自体は酸性ではありませんが、水中では水分子と結合して酸性度を生み出すのです。

     この変化が海洋に深刻な影響を及ぼす、もうひとつの大きな理由になります。なぜなら、多くの海洋生物にとって炭酸カルシウムは重要な成分だからです。貝殻やサンゴの骨格などを代表に、海洋には硬い殻の内部に持つ生物がたくさんあり、それらの殻の主たる成分が炭酸カルシウムなのです。

     海洋の酸性化による全体的にpHバランスを低下させることは、つまりは破滅を意味している…。これによって数十億の生物が、自分自身を守るために必要なリソースを失うことになるのです。

     セッター氏はこう語ります。

     「ローカルレベルの海洋クリーンアップ行事なども実は有効で、小規模ながらも『修復活動』を重ねることがとても価値があることなのです」とのこと。また、こうも語ります。

     「しかし結局のところ、気候変動との戦いはそれだけでは食い止めらるものではありません。なので、まずはサンゴを保護し、そのストレスの要因となっている問題を回避するためにも、われわれ研究者たちはシミュレーションすることの大切さを提唱しているのです」と、彼女は語ってくれました。

     

    Source / POPULAR MECHANICS

    Let's block ads! (Why?)



    "絶滅させる" - Google ニュース
    March 06, 2020 at 08:11PM
    https://ift.tt/3axeNuF

    サンゴが絶滅の危機!? 80年以内に滅亡する可能性があると新研究が発表 - Esquire
    "絶滅させる" - Google ニュース
    https://ift.tt/2uzGKCq
    Shoes Man Tutorial
    Pos News Update
    Meme Update
    Korean Entertainment News
    Japan News Update

    No comments:

    Post a Comment