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Sunday, June 21, 2020

果物人気No.1、バナナの値段を決めるあの数字(NIKKEI STYLE) - Yahoo!ニュース

日本でも最も多く食べられている果物は「バナナ」です。朝バナナやバナナダイエットなど、健康にいい果物として人気ですね。昔はミカンが果物の王様だったのですが消費量が減って、今はバナナが1番となりました。 以前バナナは「夏場」になると「食べられなくなる」ため、夏には価格が下がる傾向にありました。今年はコロナウイルスの影響もあり、高値が続きそうです。

■安いはずがそんなバナナ!!

この記事は1990年5月と、ずいぶん昔の記事ですが、実はこの記事は私が書いた記事です。フィリピンや台湾からの輸入量が少ない上にバナナ人気で消費が増えて、大幅に値上がりしました。安くなるはずの「夏場」に値上がりした、という内容です。入社して1カ月ほどたったころ、書きました。ダジャレのような攻めた見出しですから、今も印象に残っています。 「夏なのにバナナが高い」というのが、こんなニュースになるほど夏場は売れませんでした。今ではいまでは健康食としてのイメージが強くなり、1年を通して安定的に売れるようになっています。人気を反映し値段もじわじわと上がっています。

■値上がりには3つの要因

基本的に値上がりには3つの要因がありました。 1つめは「異常気象」。日本が輸入する8割~9割はフィリピン産。ほぼ100%ミンダナオ島で作られています。元々は台風も通らない温暖な島として栽培が開始されましたが、ここ数年の世界的な天候不順、予想だにしない台風、干ばつなどの影響が大きくなって生産にダメージを与えています。 2つめはフィリピンの経済発展で、人件費が高騰していること。 3つめは中国の需要が増え、高値で仕入れています。日本との奪い合いになっています。 さらに今シーズンはコロナの影響も見逃せません。新型コロナウイルスの感染防止のため、主産地フィリピンで人々の移動制限が広がりました。出荷作業が大幅に滞っており、日本に輸入されるバナナが減少するとの声が出ています。

■追熟、色付けされて出荷

実はバナナの値段にはもうひとつユニークな要素があります。バナナは黄色く熟した状態で収穫され、そのまま店頭に並ぶとイメージされている方も多いようです。でも、フィリピンなどの原産地から運ばれてきて日本に陸揚げされるのは、硬く未成熟な「青バナナ」だけ。黄色く熟成した果実はやわらかくなり傷みやすく、さらに害虫がつきやすくもなるので、基本的に黄色いバナナの輸入は日本では禁じられているのです。 原産地で収穫された青いバナナは高性能冷蔵船に積まれ、数日間の輸送ののち、日本に到着して検査を受けたら、「室(むろ)」と呼ばれる温度管理された部屋で色付けされます。色付けといっても着色料を使うのではなく、野菜や果物が成長する過程で出す植物ホルモンの一種「エチレンガス」で追熟させて黄色くさせるのです。その後、数日間の熟成期間を経てようやく各地のお店に出荷されるのです。バナナは、とても手間のかかる果物といえますね。

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