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Sunday, November 15, 2020

「大した実績がないのに出世する人」が絶滅しないワケ(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース

● 世の中には2種類の 「出世ゲーム」が存在する  出世できるかどうかのカギを握るものとは何か。優秀かどうかだろうか。あるいは上司にゴマをすれるかどうかなのか。そんな単純な話ではない。実は、会社組織にはもともと2種類のまったく異なる出世ゲームがあるのだ。  一つは「仕事人としての出世ゲーム」であり、もう一つは「組織人としての出世ゲーム」である(詳細は後述する)。  実は出世する人と出世しない人の違いは、このどちらのゲームを行っているかの自覚の有無と、それぞれのルールに基づいた行動を実行しているか、していないかによる。多くの人がそれを知らないで、無駄な努力をして報いられず、不遇をかこったりするのである。  「仕事人としての出世ゲーム」(以下ゲーム1)では、仕事の結果によって評価される。このゲームには2つの部門がある。一つは、誰がどう見ても素晴らしいビジネスプロジェクトの成果を実現させるべく戦う「プロフェッショナルマネジャー(既存の用語と同じで紛らわしいかもしれないが、便宜的にプロマネと言っておく)」部門であり、もう一つは、その領域の専門知のレベルが、会社を超え、日本全国または世界レベルにまで達すると外部から認められるように戦う「専門職」部門である。この2部門の成功者は、社外でも高く評価されているから、これらの人が社外的、社内的にも評価されるようになった経緯の情報はちまたにあふれている。  一方、「組織人としての出世ゲーム」(ゲーム2)は、ゲーム1とは異なり、基本的な評価は、社内の有力者によってなされる。世間的に価値があるかないかはほとんど関係がない。有力者がよいといえばそれでよいのだ。このゲームは組織の中でいかに政治的に勝ち残るかという社内政治の競技といっていいかもしれない。

● 「組織人としての出世ゲーム」で 評価されるポイント  このゲーム2では有力者は、人の評価を以下のような項目に基づいて次のような順序で行う。  (1)かわいいか、かわいくないか (2)自分にとって役に立つか、立たないか (3)組織にとって役に立つか、立たないか  (1)かわいいか、かわいくないか 自分にしっぽを振ってくれているか、尊敬してくれているかどうか、純粋にかわいげがあるか、などがここでの評価基準である。  (2)自分にとって役に立つか、立たないか 有力者が重要と考えている目標に対して、その人が貢献してくれるかどうかである。この目標がライバルを蹴落とすということであれば、ライバルのミスを見つけてくることなど、たとえ会社への貢献としての価値はゼロでも、この評価項目でのポイントは高くなる。  (3)組織にとって役に立つか、立たないか 最後に出てくるのが、組織全体にとっての貢献である。自分の役に立たずとも会社全体の発展に貢献してくれるのであれば(消極的に)高い評価を与えることになる。  これらが総合されてゲームの勝者が決まる。配点でみれば(1)(2)が圧倒的で(3)の比率はごく小さい。 ● ゲーム1での成功確率は 極めて低い  さて、ここで押さえておきたいのは、ゲーム1「仕事人としての出世ゲーム」の“実際の参加者”は、極めて限られているということである。つまり、自分がそのつもりだったとしても、ほとんどの人は周囲からゲーム1の参加者として認識されていない。  先述の通り、ビジネスの成功者として社会で注目されるのは、ゲーム1の勝者であるから、優秀な人であればあるほどゲーム1の競技部門へ参戦しようとする。もちろん、会社の人事施策としても表向きはゲーム1(とくにプロマネ部門)が重要で、こちらでの勝者を評価するという趣旨のことが書いてあるはずだ(というより、わざわざゲーム2が重要であることを記述している会社はむしろないであろう)。

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