そろそろ2020年も終盤戦。今年もたくさんのガジェットが発表され、弊誌にてレビュー記事が掲載されました。そんな記事のなかでも、著者や編集部がイチオシと考える製品をピックアップしてもう一度お届け致します。
これは2020年6月16日に掲載された記事の再掲載です。記事中に登場する価格や機能、画像などは当時のもので、現在は異なる可能性があります。
2019年のリリースから一年以上が経ったバトロワ系の大人気タイトル「APEX LEGENDS(以下、APEX)」。今更?と思われるかもしれませんが、未プレイの方向けにこの記事では「APEX」魅力や、ヒットの理由などについて紹介します。
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恥ずかしながら筆者はつい最近まで「APEX」を未プレイでしたが、コロナ禍の中で退屈していた友人達に誘われて先日プレイすることになりました。誘われた時は「今更はじめても、周りは上級者だらけでしょ……」と渋ったのですが、友人曰く、YoutuberやVtuberなどがプレイする影響で、まだまだ新規プレーヤーも増えているらしく、決して猛者ばかりではないと説得されてプレイを開始。その結果ドハマりし、暇を見つけては友人達とプレイしています。
筆者はバトロワ系のゲームは「PUBG」や「フォートナイト」はプレイしていましたが、正直にいうとシューター系のゲームは「下手の横好き」レベルです。戦車を扱うWorld of Tanksはかなり自信がありましたが、昨年引退しました。戦車での経験は今回の銃撃戦では活かされませんでした。
一応ですが、「APEX」をまだ知らない人のために簡単に説明すると、本作はエレクトロニック・アーツ(EA)が提供するいわゆるバトルロイヤル系のFPSゲームです。狭くなっていくフィ―ルドを舞台に、落ちている武器やアイテムを拾いながら生存することが目的のPvPシューター。
同じバトロワ系のシューターとして「PlayerUnknown's Battlegrounds(PUBG)」や「フォートナイト」なども「APEX」と並んで有名です。基本プレイは無料でゲーム内課金でキャラクラーのスキンなどを購入できます。PS4、Xbox One、PCにてプレイ可能で、フォーマット間でのセーブデータ共有やクロスプレイは実装されていません。
バトロワ系のゲームは、プレーヤーの腕だけではなく、いいアイテムを拾えるか・エリアが都合よく狭まってくれるかなどの運が問われる場面も多く、それが独自の戦略性と運次第では格上プレーヤーに勝てるという、他のシューターにはない魅力を持っており、それ故にここ3年ほどで急激に市場を拡大したジャンルです。
「APEX」はこのバトロワ系の特徴を持ちながらも、様々なスキルをもったキャラクター(レジェンド)を操作する+メインのゲームモードが3人1組のチーム戦で、最後に残った1チームが勝利という独自の要素が存在します。また、先ほどあげた「PUBG」や「フォートナイト」などがTPS視点なのに対し、こちらはFPS視点なのも特徴の1つでしょう。
▲3人1チームでプレイするモードが主流です。
■サクサク感+レジェンドの個性
プレイする中でまず感じたのが、進行のサクサク具合「PUBG」が最大人数100人なのに対し、「APEX」は20部隊60人と参加人数が少いうえにチーム戦のため、1ゲームが比較的短時間で終わります。
またマップも狭いために接敵頻度も高く、どんどん移動して、次々と敵チームと遭遇&交戦する展開が中心となっています。その結果、だれることなく1ゲームをプレイでき、死ぬときはコロッと死ぬため次のゲームも気軽にいくことができます。「PUBG」は待ち伏せをしている時間が長い印象ですが、「APEX」はその逆をいっているように感じます。「相手と交戦したい! 撃ち合いたい!」と思っているプレーヤーの満足度は当然「APEX」の方が高そうです。
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▲サクっと全滅しますが、裏を返せば負けてもあまり気にならないという事。気軽に連続プレイできます。
そしてなにより、キャラクター(レジェンド)が持つスキルの存在がこのゲーム最大の特徴であり、魅力でしょう。スキルはレジェンドによって異なり、味方を回復するものから、シールドを展開するもの、煙幕をはるものなど様々。選んだレジェンドによって大きく戦術が変わり、飽きることなくプレイできます。最初の内は色々なレジェンドを触りながら、自分のプレイスタイルにあった物を探すだけでも楽しめます。
▲スキルは各キャラ3種類保有しています。任意で使用する戦術アビリティ。常に発動しているパッシブビリティはキャラクターの特徴的なものだと思ってくれればOK。そして効果が強力ですがクールダウンが長いアルティメットビリティが存在します。画像下部がスキルの説明です。
スキルの存在が、「APEX」をただ敵と撃ち合うゲームではなく、より幅広く奥深い戦略的を楽しめるゲームにしています。特に自分のチームメンバーが選択したレジェンドとの組み合わせを考えながら自分のレジェンドを選び、プレイ中も敵味方双方のスキルを考慮しながら立ち回る必要があることは新鮮でした。
▲スキルを使用することで戦局を変えることも可能です。上記画像はレジェンド「ブラッドハウンド」のアルティメット使用中の時。敵が赤く表示されるので発見しやすくなる。
また、味方とのコミュニケーションを行える所謂「Ping(ピン)」システムが非常に便利です。発見したアイテムの位置や、敵チームのいた痕跡などをチームメイトに僅かな操作で報告できるので、友人とボイスチャットを繋げていない時でも円滑にプレイすることができました。更に死亡しても味方に復活してもらうことが可能で、味方が死ぬのを待つだけの時間が殆どないことも「下手の横好き」レベルの筆者には嬉しいポイント。
まだ数週間しかプレイしていませんが、「APEX LEGENDS」はスピーディーな展開や、スキルによる戦略面での奥深さ、Pingや復活などの気の利いたシステムなど、いままでのバトロワ系にはない新しさを感じました(もう一年前のゲームですが……)。
難点をあげるならば、FPSシューターというジャンル故、ある程度のエイム力は求められます。とはいえ、他のシューターゲームよりもごまかしがきく印象です。
とはいえ、基本プレイ無料で、配信人気も高いタイトル。外出自粛ムードの昨今、暫くはバトロワ系の天敵である過疎とは無縁そうです。まだ未プレイの方は自粛ついでにプレイしてみてはいかがでしょうか? 因みに、最初の内は友人との3人プレイをオススメします。仲間とバカ騒ぎするだけでも、存外楽しめます。
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からの記事と詳細 ( 大人気バトロワ「APEX LEGENDS」を今更初プレイ、戦うごとに実感するみんながハマる理由(堀江くらは):2020レビュー - Engadget日本版 )
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