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Saturday, January 16, 2021

絶滅危機 日本固有の口之島牛 宇都宮動物園 - 産経ニュース

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宇都宮動物園で飼育されている口之島牛(同園提供)
宇都宮動物園で飼育されている口之島牛(同園提供)
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FIGHT10 いきもの巡り

 今年は丑(うし)年。十二支の中の2番目に出てくる動物です。なぜ2番目なのかは昔、神様がその年のリーダーとして12匹の動物を選ぶレースをした際に、ゴール寸前で牛に乗っていたネズミに先を越されたというお話があり、皆さんもよく知っているでしょう。

 こんなところから、丑年は「我慢の年」「未来の発展のために準備をする年」などといわれています。まさに今の時代にぴったりではないかと思います。

 世界中でも牛は神格化され、信仰の対象となっているようです。日本でも弥生時代にはいたとされ、神の使いとして五穀豊穣(ほうじょう)、豊作祈願の祭りに牛が出てくることが多く、日本人にとってもとてもなじみの深い動物となっているようです。

 「紐(ひも)」という字に登場する丑は、人と神様を結びつける道具の意味があるのかもしれません。

 さて話は変わりますが、動物園で人気の動物といえば、キリンやライオン、ゾウ、カバなど外国から来た動物たちを思い浮かべる方は少なくないと思います。宇都宮動物園でも、こうした動物たちを沢山のお客さまが見に来てくれます。

 その中で、日本固有の在来種、「口之島(くちのしま)牛」を見に来ませんか。

 日本にいる外国からの影響を受けていない在来種は、口之島牛と見島(みしま)牛の2種類だけ。目立たないのですがとても貴重な動物です。

 現在飼育されている口之島牛は、日本の動物園では6カ所だけです。体格は大きくなっても400キロぐらいなので、一般的に牧場で飼育されている牛と比べると小さな牛になります。

 同じく体格の小さい見島牛は、食肉としても流通しているため繁殖技術が進んでいます。一方、口之島牛は減り続けており絶滅の危機にひんしているのが現状です。

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