環境省は絶滅のおそれがあるニホンライチョウの繁殖につなげようと、中央アルプスで保護していた11羽を3日、ヘリコプターなどで長野市や栃木県の動物園に移送しました。
国の特別天然記念物で絶滅危惧種にも指定されているニホンライチョウは、中央アルプスでは絶滅したとされていましたが、3年前にメス1羽が見つかり、環境省が復活に向けた取り組みを進めています。
その後、生息数が比較的多い北アルプスからライチョウを連れてきたことでことし、およそ50年ぶりに中央アルプスで自然繁殖が実現し、6組の家族がケージで保護されていました。
環境省は、ライチョウを外敵から守りやすい動物園で繁殖させるため、このうち2組のあわせて11羽を3日、ヘリコプターで中央アルプスから長野市のヘリポートに運びました。
そして、1組は車で長野市の「茶臼山動物園」に、もう1組はヘリコプターで栃木県の「那須どうぶつ王国」に移送しました。
環境省によりますと、今回移送したライチョウが繁殖に成功した場合は中央アルプスに戻し、生息数を増やす計画だということです。
ライチョウに詳しい中村浩志信州大学名誉教授は「ライチョウの復活は地元の人たちも大きな期待を抱いているのでなんとか実現させたい」と話しています。
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