国の特別天然記念物で絶滅のおそれがあるニホンライチョウを繁殖させるため、長野市と栃木県那須町の動物園でそれぞれ飼育されている雄が交換されました。
長野市茶臼山動物園と栃木県那須町の「那須どうぶつ王国」では、去年8月から環境省が保護した野生のニホンライチョウの雄と雌をそれぞれ1組ずつ飼育しています。
今回、成長したそれぞれの雄を繁殖のため交換することになり、19日朝さ、茶臼山動物園では愛称で「空」と呼ばれている雄1羽が車に積み込まれて出発しました。
また、午後には那須町から雄2羽が茶臼山動物園に到着し、繁殖が順調に進めば、ことしの7月初めごろにひなが生まれるということです。
環境省によりますと、繁殖に成功した場合は、今後、中央アルプスの野生に戻して生息数を増やす計画だということです。
茶臼山動物園の田村直也学芸員は「環境が変わることで個体の調子が悪くなることもあるので、何事もないように丁寧に進めていきたい。プレッシャーがかかるが、ぜひ繁殖させて山に返したい」と話しています。
からの記事と詳細 ( 繁殖のため雄のニホンライチョウを交換 茶臼山動物園を出発|NHK 長野県のニュース - nhk.or.jp )
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