富山市の県中央植物園は9日までに、園内で栽培しているバナナ1株に、開園以来最多となる300本以上の実を付けさせた。冬場の日照時間が少ない北陸で、栽培方法に改良を加え、多くの花を咲かせ、結実させることに成功した。
バナナは熱帯アジアなどに分布するバショウ科の多年草。中央植物園では、熱帯果樹室などで13品種を栽培している。養分を蓄えた株ほど多くのバナナを実らせるが、同園ではこれまで1株あたり多くても100~150本ほどだった。
多くの実をつけたのは約2年前に植え替えた株で、高さ約5メートル。土壌の改良や肥料、根の世話などに工夫を凝らした結果、昨秋から大量の花が咲き、300本以上がたわわに実った。
栽培展示課の志内利明さんは「いろいろな人に手伝ってもらい、立派に育ってくれてうれしい。今後、他の株でもたくさん実らせたい」と話した。
一度実をつけた株の地上部は枯れるが、実は7月中旬ごろまで見ることができる。
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