「クリーム色のところが(バナナの)“中身”を、黄色の線が“皮”を意識した、かわいい靴下を作りました」(大学3年生 前川栞菜さん)
前川さんが制作した靴下が展示されているのは、Z世代がSDGsの課題に対してアクションを起こすサポートをしている「SHIBUYA109 lab.EYEZ(アイズ)」が開催するイベント。
学生は、靴下のデザインだけでなく、店内の飾りつけやPR動画なども自分たちで行う。ところで、なぜ「バナナ」のデザインなのだろうか?
実は、この靴下の素材がバナナに関わっているという。
靴下に使われている「バナナクロス」は、バナナの茎から採取した繊維をアップサイクル(=捨てられるはずのものを再利用すること)して作った生地。コットン、ウール、リネン、シルクに次ぐ“第5の天然繊維”として注目を集めている。
「バナナクロス」を使うことは環境保全にもつながる。
廃棄されるバナナの茎は、年間およそ10億トンに達するという。そのため農園で燃やす際に発生する大量のCO2を削減する取り組みでつくられたのが「バナナクロス」だ。
こうした環境にやさしい素材に目を付けた「SHIBUYA109 lab.EYEZ」の学生らが、今回、「バナナクロス」を使った商品を展開する「MNインターファッション」とコラボレーションして、この靴下が生まれた。
前出の前川さんは、「こういった靴下を見て、『かわいい!』と思ったら『実はサステナブルだった!』ということで『かわいいのに得したな』と(思ってもらえたら)」と笑顔で、制作の狙いを話してくれた。
ちなみに、この「BANANA CLOTHソックス」は1650円で販売されている。(「ABEMA Morning」より)
この記事をシェアする
からの記事と詳細 ( なぜ学生が「バナナの茎」から靴下を制作? “第5の天然繊維”として注目を集めるバナナクロス | 国内 - ABEMA TIMES )
https://ift.tt/dlM2NDe
No comments:
Post a Comment