こんにちは、ズボラ系家事コツ研究員の小町ねずです。
安価で栄養豊富なバナナは身近な果物ですが、みなさまは食べ終わったバナナの皮はどうしていますか?
そのまま捨てている、という方はもったいない!バナナの皮は、便利な使い方ができるんです。
今回はバナナの皮を捨てる前に試してもらいたい、意外な活用法をご紹介します。
活用法1 皮革製品を磨く
バナナの皮にはポリフェノールの一種の「タンニン」が豊富に含まれており、タンニンの作用により皮革製品を磨くとツヤを出すことができるそうです。
バナナの皮を磨きやすい大きさにカットしたら、準備完了。バナナの皮の内側で磨きましょう。
今回はツヤが落ちたブーツを掃除してみました。
バナナの皮の内側は植物油を含んでいるため、作業はスムーズ。するするっと滑って手早く拭くことができます。
バナナの皮で磨いた後は、布でから拭きをしてください。これでお掃除終了です。
右がバナナの皮で磨いたブーツ、左が掃除をしていないブーツです。写真ではわかりにくいけれど、掃除をしたほうは光沢が出てツヤっとしています。
乾拭きをすれば、バナナのニオイ残りもありません。
色付きの靴クリームと違い色移りの心配がないので、バッグや財布、キーケースなどにも使用できますよ。
活用法2 観葉植物を拭く
ホコリがたまってツヤを失った観葉植物の葉のお掃除にも使えます。
こちらの観葉植物はうっすらとホコリをかぶり、お疲れ気味の印象です。お手入れをサボってごめんよ……。
バナナの皮の内側で葉を1枚ずつ丁寧にふきとると、ツヤが復活。イキイキとした表情に戻りました。
お掃除後に観葉植物は枯れることはないので、ご安心を。
葉はワックスをかけた床のような状態になり、ホコリもつきにくくなって一石二鳥です。
活用法3 肉と一緒に調理する
最後はなんと!調理に活用する方法。
安いお肉は家計に助かりますが、焼くとカチカチに硬くなりがちですよね。
そんなときは、バナナの皮の出番!
バナナの皮とお肉を一緒に調理すると、バナナの皮に含まれる「フィシン」という酵素により、お肉のたんぱく質を分解されて柔らかくなると言われています。
【下準備】
まずはバナナの皮をしっかりと洗います。
今回は農薬不使用ではないバナナを使ったので、食品添加物(食品用)の重曹を入れたお水で洗いました。
【4通りの焼き方でお肉の硬さをチェック】
お肉とバナナの皮を一緒に焼くだけで効果があるようですが、今回は「事前にお肉にバナナの皮を触れさせたほうがさらに効果が上がるのでは?」と考え、以下の4通りで焼いてみました。
使用したのは、焼くと硬くなりがちな豚ロースです。
A:お肉をそのまま焼く
B:フライパンにバナナの皮を入れて、お肉と一緒に焼く
C:お肉にバナナの皮を約3分あてたあと、一緒に焼く
D:お肉にバナナの皮を約6時間あてたあと、一緒に焼く
CとDは、バナナの皮の内側をお肉の両面にあてた状態で時間をおきました。
【調理方法】
フライパンにお肉を入れ、バナナの皮の内側を下にして肉の近くに置いて焼きます。
【結果発表!】
焼き上がりの見た目では、どのお肉も違いは見られませんでした。実際に食べて違いを確かめていきます。
何もせずに焼いたAは歯ごたえがあり、しっかりとした触感です。
バナナの皮と一緒に焼いたBは、Aと比べると少し柔らかくなった印象がしました。ただし大きな差はなく、言われたら違うかも?というレベルです。
お肉にバナナの皮を約3分あてたCは、Bと同じくらいの硬さ。Aよりは柔らかいけれど、3分程度なら一緒に焼いた場合と大して変わらないようです。
大きな違いがあったのは、皮をあてて約6時間おいたD。
他のお肉と違い、明らかに柔らかくなっていました。どうやら長く触れさせるほど、お肉のたんぱく質の分解が進んで柔らかくなるようです。
AとDでは大きな差が出て、同じ価格のお肉とは思えないほど。バナナの皮をあてただけなのに、これはすごい!
お肉にバナナの味や香りは移らず、味付けの邪魔にならないところも◎。
今回は豚肉を使いましたが、牛肉や鶏肉でも同じように柔らかくできますよ。少し時間はかかりますが、安いお肉を買ったときにおすすめです!
捨てる前に活用!バナナの皮は意外と使える!
バナナの皮は捨てるものと思いがちですが、実は調理や掃除に活躍してくれます。
費用は0円で、手荒れの不安もなし!
これからバナナを食べたあとは、皮までしっかり使い倒してみてくださいね。
写真・文/小町ねず
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