北九州市の門司港が発祥の地とされるバナナのたたき売りの後継者を育てる講座「門司港バナナ塾」が10日から始まりました。
バナナのたたき売りは大正時代に大量に輸入された際、輸送中に熟成が進んでしまったバナナを安く売ったのが始まりで、北九州市の門司港が発祥の地とされています。
「門司港バナナ塾」は、たたき売りの後継者を育てようと保存団体や門司区役所が毎年開いていて、ことしは北九州市を中心に23歳から82歳までの20人余りが参加します。
10日は門司生涯学習センターで開講式が開かれ、保存団体のメンバーが受講生に手本を実演しました。
メンバーは、客の興味を引きつける軽快な言い回しや、お決まりの「さあ、こうた」という威勢の良い言い回しを披露し、客の役の受講生も「高い」とか「まけろ」などと掛け合いに応じていました。
受講生は、ことし10月まで10回の講義を通してたたき売りを学ぶということです。
宗像市から参加した24歳の女性は「ふだん声が大きい方ではないので、人前で大きい声を出せると日常にも生かせると思いました」と話していました。
「門司港バナナ塾」の眞崎一夫塾長は「さまざまな人とのコミュニケーションが魅力です。楽しく伝統行事を守ってほしいです」と話していました。
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