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冬は、“手作りドライフルーツ”を作るのに最適!
気温も湿度も低いので、失敗せずに作れるんです。天日干しをして水分が抜けることで、味がギュッと凝縮!甘みも増します。
あらゆる野菜や果物を干して調理に生かす干し野菜研究家、澤井香予さんが伝授します。
干し野菜研究家 澤井香予さんおすすめ“ちょい干しフルーツ”
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干し野菜の魅力にひかれ、これまでに70種類ほどの野菜や果物を干してきたという澤井香予さん。初心者でも簡単に挑戦できる“ちょい干し”フルーツの作り方や“澤井流スイーツ”のレシピを教えていただきます。
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今回は、りんご、いちご、バナナを“ちょい干し”。果物は水分が多いので干すのが難しいのですが、冬の時期なら上手に干すことができます。野菜を干す時より少し長めに、午前8時ごろから干し始めてよく日に当て、夕方5時ごろに干し終えます。
“ちょい干し”フルーツの選び方
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まずは、“ちょい干し”する果物はそれぞれどんなものを選べばいいか、教えてもらいます。
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りんごは、新鮮なものでなくていいんです!時間がたって味が変わっていたり、傷がついたりしたものでOK。りんごが余っていたら、迷わず干してほしいです。
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いちごは形が不ぞろいのものでOK。少し酸っぱいいちごも、干してみるといいと思います。
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バナナは、緑色でまだ熟れていないもののほうが、形も色もきれいに干すことができます。
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澤井流ちょい干し!フルーツは厚さ5ミリにカット
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水分が多いフルーツは、5ミリ幅に切ります!これがちょうどいい干し具合になるんです。
さらに…りんごを1センチ角に切ると水分が多く残るので、少しシャキシャキ感が楽しめます。
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澤井流ちょい干し!「ちょい干し」から「3日干し」で変化を楽しむ
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お天気にもよりますが、朝干して夕方取り込む“ちょい干し”によって、水分が抜けて甘味が増します。
しかし、ここからが干しフルーツのおもしろいところ。さらに干し進めるとフルーツにある変化が!それも楽しんでほしいんです。
★りんご
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リポーター
ちょい干しりんごは、香りがすごくいい!凝縮されて甘くなっています。
3日干すと、香りが強くないですが、かむごとにりんごの味が出てきます。
冷蔵庫の隅には、食べきれなかったりんごが…これからは、干しておいしくいただきます。
★バナナ
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ちょい干しバナナは、周りが少し硬くなっているのに、中がとろ~り。この食感がおもしろい!
3日干すと、さらに硬くなって香ばしいバナナに。食べ応えがあって、おやつにすごくいいですね。
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干したバナナは、ナッツと合わせるととてもおいしい。私は、“罪悪感のないお菓子”と呼んでいます。(笑)
★いちご
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ちょい干しいちごは、みずみずしさが残っています。見た目はあまり変わっていないですが、舌にのせた瞬間から甘さを感じる!
3日干すと、とても薄くなるんですね。食べてみると、いちごの風味が広がる広がる!こんなに薄いのに、いちごの風味が強いです。おいしい~。
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私は、いちごを1パック買うと、3粒残して干して楽しんでいます。不ぞろいのいちごが安く手に入ったときには、すぐに干していますよ。
澤井流!“ちょい干しフルーツ”を使った簡単レシピ
【“ちょい干しフルーツ”のヨーグルト】
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味が濃くなった干しフルーツに、酸味のあるヨーグルトがよく合います。
【フルーツチョコレート】
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<材料>
・干したフルーツ(りんご・バナナ・いちご) 適量
・板チョコ 50g(1枚)
・ライスパフ 15g
<作り方>
(1)耐熱容器に板チョコを割って入れ、電子レンジ(600W・約2分30秒)にかけて溶かす
(2)電子レンジから出したチョコレートを混ぜ、ライスパフを加え、ちぎった干しフルーツを混ぜる
(3)クッキングシートの上に出して成型し、いちごの3日干しを上に飾る
(4)冷蔵庫で冷やして完成
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乾燥したいちごがハートの形に見えて、ステキなスイーツになりました。ちょっとギフトにいいかもしれません。
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フルーツは、もちろん生で食べるのもおいしいですが、食べきれなかったりんごやバナナから、試しに干してみてください。いつもと違う味に出会えますよ。
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