厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、朝食をとる習慣のない人の割合を示す「朝食欠食率」は年々増加傾向にあり、とりわけ働き盛りの20~40代に限ると、3~4人に1人にもなる。しかし、自律神経の名医として有名な順天堂大学医学部の小林弘幸教授は、最新刊『不摂生でも病気にならない人の習慣』の中で、「たとえ寝坊をしたとしても、朝食は絶対に食べるべき」と推奨している。なぜそれほどまでに朝食が重要なのか?
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朝寝坊。私もそんな時はあります。ただでさえ慌ただしい朝が、寝坊したことでさらにドタバタです。朝食をとる暇なんてないかもしれません。しかし、朝食を抜くと、自律神経のバランスが乱れてしまい、その状態を引きずったまま1日を過ごすことになります。あとあとのことを考えれば、何とか朝食をとりたいものです。
理想を言えば、バランスの良い食事をゆっくり時間をかけてとりたい。もし1日1食しかとれないなら、朝食にすべきだと言い切れるほど、朝食は自律神経にとって重要な行為です。とはいえ、なかなか生活習慣を朝型にできない事情もあるでしょう。
私も忙しい時はコップ1杯の水を飲んだ後、トースト、バナナ、ヨーグルトの3点セットが定番となっています。水を飲むことで寝ている間にオフモードになっていた胃腸が適度に刺激され、自律神経がスムーズにオンモードに切り替わります。
起き抜け1杯の水は、どんなに慌ただしくても必ず毎日、飲みましょう。それでも寝坊してしまった。とにかく時間がない。困りました。そんな時は出勤前にコンビニに立ち寄り、バナナ1本だけでもかじってみてください。
バナナなら、コンビニで簡単に手に入りますし、歩きながらでも手軽にさっと食べられるのがいい。カロリーも十分(1本あたり約86キロカロリー)、食物繊維(100グラムあたり1.1グラム)も多く、ビタミンB群も豊富です(消化液の分泌を促すビタミンB1や、エネルギーの代謝を促すナイアシンなどが含まれています)。
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February 01, 2020 at 02:00PM
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自律神経の名医が「寝坊してもバナナ1本」を勧める理由|NEWSポストセブン - NEWSポストセブン
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