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Saturday, July 25, 2020

四国人:/126 「よさ恋バナナ」を生産 藤田泰雄さん 「えいもん」で市場に挑戦 /四国 - 毎日新聞

「よさ恋バナナ」を生産する藤田泰雄さん=須崎市浦ノ内西分で、北村栞撮影

「えいもん」で市場に挑戦 藤田泰雄(ふじた・やすお)さん(63)

 大きく、甘みが強い国産バナナを丹精込めて育て上げ、「よさ恋バナナ」として販売する。本業はランの生産だが、その傍らでバナナやマンゴー、パイナップルといったさまざまなフルーツづくりに力を入れている。

 バナナの栽培を始めたのは二十数年前。ランの研修で高知県内の農家のビニールハウスに行った際、片隅にバナナが植えてあるのを見つけて興味が湧いた。分けてもらった苗で栽培を開始。熱帯で育つバナナを国内で生産するには、温度管理が必須だ。光熱費が高額になり、1本500~1000円で売らないと採算が取れない。安価な海外産バナナがあふれる現状で、商品化は難しかった。

 「最初は趣味で作っていた」というが、当時から品質にはこだわっていた。温度や水分量を徹底管理し、農薬も使わない。それだけに味には自信があった。タイミングを見て、2019年春ごろに「よさ恋バナナ」として本格的に商品化。東京や大阪のバナナジュース専門店にも売り込み、計4店舗で採用された。その甘みの強さから「シロップや砂糖がいらない」と好評だそうだ。

 現在、バナナを約300本育てている。国内で流通する9割以上のバナナが海外産。コストが高くて商品化が難しくても、国産バナナに取り組んだ理由はシンプルだった。「他の人と同じものをやったっていかん。イチゴやメロンなんて何万円もするものがあるでしょ。普通のバナナと思ってもらったら困る」

 昔から、人が「あり得ない」と思うことに挑戦するのが好きだった。30年ほど前、オンシジウムとコチョウランを同じ鉢に植えて販売したことがある。当時、一つの鉢に複数の花を植えるのは珍しく、県外の市場に持って行くと笑われた。しかし固定観念にとらわれない商品は人気を呼び、注文が相次いだという。

 「えいもんで勝負がしたい。そうじゃないと意味が無い」と言い切る。チャレンジ精神が旺盛なのは今も変わらない。「改良できるところはまだまだある。1本3000円くらいのバナナを作りたいね。他にもいろんな果物を作っていきたい」【北村栞】


 ■人物略歴

藤田泰雄(ふじた・やすお)さん

 高知県須崎市出身。ランの生産・販売などを手がける「オーキッド・フジタ」を営む。独創的な鉢植えのデザイン・製作もしており、「頼まれたら何でも作る」。趣味は釣り。

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