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Wednesday, September 2, 2020

猛獣の自然な姿見せたい 専用の展示施設整備へ 長野・茶臼山動物園 - 信濃毎日新聞

 長野市は本年度、茶臼山動物園(篠ノ井有旅)で飼育するライオンやアムールトラの飼育展示施設の再整備に乗り出す。現在の猛獣舎はトラとライオンが共用していて狭く、本来の魅力を十分に引き出せていないといった課題があった。生息環境に近づけた専用施設をそれぞれ設けることで、来園客が本来に近い姿を見られるようにし、飼育環境も向上させる。

 猛獣舎では現在、ライオンの雄雌1頭ずつを飼育。アムールトラは、繁殖のため他園に移動したり死んだりして今春から不在だが、市は再び飼育したいという。

 ライオンの施設は、現在の猛獣舎前の園地に新設。上田市や須坂市にまたがる根子岳や四阿山などの山並みの「雄大な景色」(公園緑地課)を背景に草原で暮らす姿を見られるようにする。「傾斜地にあり眺望の良い茶臼山ならではの展示。今後の目玉にしたい」と公園緑地課。本来は群れをつくって暮らすことから、将来はそうした姿も再現したいとする。

 アムールトラの施設は、現在の猛獣舎を改修する。絶滅危惧種のアムールトラは、基本的に単独で広いなわばりを持って暮らすため、現状の猛獣舎では1頭を屋外に出すと、もう1頭は屋内施設にとどめざるを得なかったという。新たな屋外施設には、水辺のある森林を再現する計画だ。

 本年度は施設の設計に一部着手。新施設のオープンは2025年度を見込んでいる。飼育環境を良くすることで、繁殖や子育てのしやすさにもつなげたい考えだ。

 市は、茶臼山の自然環境や地形を生かした展示施設の再整備を進めており、09年度には「レッサーパンダの森」をオープンした。オランウータン用の屋内展示施設や雑木林を高さ4メートルの壁で囲った森も、来年度のオープンに向けて整備中だ。

 市は再整備のため、市民や企業からの寄付を積み立てる基金を18年度に設立。19年度は目標の1100万円を上回る1180万8千円の寄付が寄せられた。2年連続で目標額を上回り、前年度分と合わせた3600万円余をオランウータンの施設整備費の一部に充てた。本年度からは、ライオンとトラの施設整備に向けて寄付を募っている。

(9月3日)

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