都内絶滅の水草など 長池かいぼりから1年
2019年11月に実施した「かいぼり」により外来魚駆除と水質改善に成功した八王子市長池公園内の「長池」で、池底の泥に埋まっていた種子が発芽。
東京都内では絶滅したとされていた水湿生植物が確認され、61年ぶりの復活が話題となっています。
伝統的なかいぼり都市部や公園などでも
「かいぼり」とは、伝統的なため池の管理方法のこと。
池の水を抜き、池底にたまった枯れ葉や泥などをさらうことで池が浅くなることを防ぎ、農業用水を確保するために行われてきました。
近年では、水質の改善や景観の向上、外来種駆除による生態系回復・保全を目的に、都市部の公園や神社、寺院などのため池でも実施されるようにもなっています。
長池公園内の「長池」は、江戸時代から原形を保つ貴重なため池として、公園内の特別保全エリアで保全されています。
湧き水が豊富で、かつては多数の水湿生植物が自生していましたが、1967年の干ばつにより消滅。
さらに、2000年に公園として整備されて以来、一度も池の水を抜いたことがなく、ブラックバスやブルーギルといった外来魚類の駆除が手つかずのまま繁殖。
「ヨシノボリ」などの日本在来種の生息が危ぶまれていました。
そんな長池の本来の生態系を回復させようと、昨年11月に「長池かいぼり」を実施。
かいぼりの専門家や地元の学生、町内会などと協力し、ブルーギル395匹、オオクチバス110匹など外来魚の駆除と、在来種の保護に成功。
今年4月には水位が戻った長池は、鏡のような美しい水面へと生まれ変わりました。
駆除だけで終わらないヒトが守る生態系
「かいぼりと言えば、景観向上や外来魚類の駆除だけがクローズアップされがちですが、水中の生態系を復活させることが私たちの目標でもあります」と話すのは同公園園長の内野秀重さん。
まずは、水質の維持に欠かせない動物性プランクトンを増やすため、かつて自生していた水湿生植物の発芽を促すことに。
「池底の泥に埋土種子があることは調査済みでしたので、生息しやすい環境として『浅場』を整備し、池底の泥を泥上げしました。
発芽には、日光が必要ですので、周辺の樹木を10数本間伐。日照問題を改善し、光が注ぐ浅場を実現しました」。
変化が表れ始めたのは、今年5月頃。
浅場で湿生植物が発生し始め、梅雨を迎える頃には、都内絶滅危惧種の水草「ヒルムシロ」、都内絶滅種の「ジュンサイ」「ミズユキノシタ」など、東京都レッドデータブックに記載されている貴重な植物の発生が確認されるように。
中には61年ぶりに復活した植物もあり、「池底で眠っていた種子の生命力に驚かされた」と。
10月現在で、25種類の水湿生植物の発生が確認されており、今後の繁茂にも期待を寄せています
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November 06, 2020 at 03:05AM
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【八王子】61年ぶりに復活池底から目覚めた種子|長池公園 - ショッパー
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