Xboxシリーズを手掛けるMicrosoftが、過去に任天堂を買収しようとしていたのだという。米Bloombergにて、Microsoftの元関係者たちが明かしている。
2001年11月に発売した初代・Xboxは、間もなく20周年を迎えようとしている。2020年11月には待望の次世代機・Xbox Series X|Sも発売し、Microsoftは勢いを増すばかりだ。ソニーや任天堂と並び、Microsoftはゲーム業界を代表する企業であることは言うまでもないだろう。
Bloombergによると、MicrosoftはXboxの開発当初、Xboxの独占作品を確保するため、任天堂に買収の話を持ちかけていたとのこと。当時から豊富な財源を持っていたMicrosoftであっても、実に大胆な試みとも言えるが、任天堂側は全く興味を持たなかったという。当時の任天堂との会議について語ってくれたのは、Xboxのサードーパーティー元担当責任者、ケヴィン・バッカスだ。「任天堂に買収の話を持ちかけたのですが、彼らは笑っていました。1時間も笑われることを想像してみてくださいよ。そういう会議でした」。
なお、Bloombergによると、Microsoftが最初に買収の話を提案したのはElectronic Arts(略称:EA)だったという。他には『ファイナル・ファンタジー』シリーズなどのスクウェア・エニックス、『モータルコンバット』シリーズなどのミッドウェイ・ゲームズにも話を持ちかけてたようだが、いずれも交渉成立とはならなかったとのこと。最終的には、『Halo』の開発を進めていた開発会社Bungieと契約を結ぶことになった。同作は、今では世界中から新作が待ち望まれるFPSシリーズだ。
Source: Bloomberg , Game Rader+
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