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Thursday, February 4, 2021

【いまさら聞けないあのゲーム#15】『クッキークリッカー』から続くクリッカー!『特異点への細胞』&『あの日は燃えるゴミの日だった』 - ファミ通App

amparipisang.blogspot.com

タップして放置が、止まらない……

いまさら聞けないあのゲーム”、第15回!

今回ピックアップするのは、ブラウザゲーム時代から台頭してきたクリッカー系のゲーム。

クリッカーらしい数字の増加を楽しみつつ生命の進化を勉強できる(かもしれない)『特異点への細胞 – 放置ゲーム』、クリッカーとしては珍しくストーリー性を取り入れた『あの日は燃えるゴミの日だった』の2本を紹介していきます。

では、まずはクリッカーというジャンルについてのご紹介をします!

クリッカーとは

クリッカーは、その名の通りクリック(スマホではタップ)すること自体がプレイの中心となるようなジャンルです。

深い戦略性やアクション性よりも、クリックすることで得られるポイントが雪だるま式に増加していき、ひと桁ふた桁だったポイントが数万、数億と膨らんでいく様子を楽しむジャンルとも言えるでしょう。

クリッカーの代表的な作品はやはりブラウザゲームの『クッキークリッカー』でしょう。

【『クッキークリッカー』日本語版】

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クリックしてクッキーを焼いていくという本作。そのシンプルさと訳の分からなさなどで当時はけっこうな流行を見せただけに、プレイしたことはなくても知っている人は多いのではないでしょうか。

余談ですが、『クッキークリッカー』は2020年11月にもアップデートが行われるなど、まだまだ現役のブラウザゲームになっています。

『クッキークリッカー』ではクリックによるクッキーの取得だけでなく、取得したクッキーを使って一定時間ごとにクッキーを焼いてくれるカーソル、グランマと言ったアイテムが購入でき、これらによって放置していてもクッキーが手に入るようになっています。

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▲自動でクリックしてくれるカーソルなど、購入したアイテムがどんどん増えていくのもシュール。少しクリックしてアイテムを購入すれば、後は基本的に自動で焼けていくクッキーを眺めることに。

基本操作はクリックのみ、そして放置していてもポイントが貯まっていく、という要素はスマートフォンとも相性が抜群によく、いわゆる放置ゲーの元になったとも言えるジャンルです。

操作につまずくこともなく、操作(クリック)をすれば即座にポイントが増えるかったいで反応があり、さらに増えていく数字を眺めるだけで楽しい。

大きなインパクトはないものの、触り始めると意外に画面の前から離れられない、クリッカーはそんな中毒性を持ったジャンルなのです。

では、そんなクリッカーからまずは『特異点への細胞』をご紹介!

触り出すと止まらない!『特異点への細胞 – 放置ゲーム』

『特異点への細胞』は、タップでエネルギーを貯めて原始の地球に細胞を生み出し、生命の進化を発展させていくクリッカーです。

数字が爆発的に増えていく放置ゲームの要素を楽しみつつ、進化の系譜を学ぶこともできる、かも……?

▲進化の理解を深めるためのシミュレーターを操作していく、というテイでプレイが進みます。

本作も最初はタップでエネルギーを集め、そのエネルギーで生み出した細胞などが時間経過で自動的にエネルギーを生み出していく、という流れになっています。

プレイスタイルは典型的なクリッカーですが、最大の特徴はアミノ酸やDNAといった微小な存在から魚、哺乳類、猿や人類へと、作り出すものが次第に大きくなっていき、生命の進化をなぞっていけるというところ。

▲原始の地球をタップしてエネルギー(エントロピー)を貯め、まずは地球を作り出します。

▲最初の生命としてアミノ酸が誕生。

▲やがて動物が生まれていき、海から陸へ上がり、人類の誕生へ……。

▲プレイを進めていくと人類の文化も発展し、現代どころか未来にまで進んでいきます。

これも定番の要素ですが、特定の細胞や生物を一定数生み出すことで、それらが自動的に生み出すエネルギーの量を増やすことができます。

酵素を開放すればアミノ酸の生み出すエネルギーが、染色体を作ればDNAの生み出すエネルギーが増えるなど、これらの項目も生物学的な要素などになっています。

一部ローカライズが怪しい部分もありますが、各項目の簡単な説明も見ることができ、エネルギーが増えていく様を楽しみつつ進化に関する知識を得られる、かも……?

▲義務教育を終えた人には懐かしい(?)用語が並びます。

また、ある程度プレイを続けていくと、細胞などを生み出していく一次シミュレーションとは別に、恐竜を生み出していく中生代が開放されます。

こちらは必要なエネルギーも一次シミュレーションとは異なり、再びタップによるエネルギー集めから恐竜を生み出しての自動エネルギー収集、という流れを進めていくことになります。

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▲中生代ではエントロピーではなく化石がエネルギーとなります。

▲生み出した恐竜はつぎつぎとフィールドに出現。

中生代では一定時間の経過や特定の恐竜を一定数生み出すなどのミッションをクリアーすることで、各恐竜のエネルギー生成スピードや生成量をアップグレードできるカードが入手できます。

ミッションを一定数こなすと、小惑星を地表に衝突させる絶滅イベントを発生させられるようになります。

▲進化のために恐竜を生み出しては絶滅させていくというえげつない行為をくり返します。

絶滅イベントをこなすことで生み出せる恐竜の種類が増加し、より効率的にエネルギーを収集できます。

また、中生代のプレイを進めることでランクが上昇していき、このランクによって一次シミュレーションで生み出せる生物がアンロックされていきます。

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▲生態系を広げていくために一次シミュレーションと中生代を行き来しながらプレイしていくことに。

一次シミュレーションと中生代はともに、生物を生み出しておけば放置しているだけでエネルギーが貯まっていきます。

一度画面を閉じて放置し、再び開いた際には動画広告を見ることで放置時間の2倍のエネルギーが獲得できるので、一次シミュレーションをいじった後に中生代へと切り換え、動画広告を見てエネルギーを回収、中生代をいじり終わったら一次シミュレーションに戻って動画広告を見て……、というループが地味に止まりません。

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▲動画広告を見ずに課金アイテム(プレイして集めることも可能)を使って即座に倍化させることも可能。

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▲課金アイテムは一定時間を即座に経過させてエネルギーを取得するなどの使い道もあるので、倍化ではなくこちらで優先的に使うのがよさそうです。

また、動画広告を見る、あるいは課金アイテムを使用することで、自動的に生成されるエネルギーを倍増させることもできます。

放置系にはおなじみの要素ですが、本作ではエネルギーを倍増させる時間を貯めることができ、短時間に何度も動画広告を再生してエネルギー倍増の効果を長時間確保することも可能です。

一度の動画広告再生で4時間のエネルギー倍増効果が発生するため、3回で半日ぶんと、けっこうお得な感じがあります。

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▲エネルギー倍増効果は一次シミュレーションと中生代では別個に管理されるので、中生代開放後は両方で動画広告を見ておくのがオススメ。

なお、中生代に比べるとたどり着くまでに時間がかかりますが、一次シミュレーションにも中生代の絶滅イベントと同様にリセットイベントが用意されています。

中生代と違ってアップグレード要素も含めてリセットされてしまうものの、周回を重ねることで全体のエネルギー生成速度がかなり上昇するため、周回前とは比べものにならないスピードで進化を進められるようになります。

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▲生態系を広げていくことで獲得できるリソースによって、周回後のエネルギー収集をよりスムーズに進められる要素も開放していけます。

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▲周回を重ねることで、一定時間自動でタップを行ってくれるナノボットを出現させることも可能になります。

加速度的に増えるエネルギー、周回後に異様なスピードで進められる進化、そしてプレイ中にやたら壮大さを感じさせるクラシック音楽などなど、本作には触っていると自然に離れられなくなる要素が揃っています。

全力でタップをして積極的に進めることも、最初だけタップをして放置ゲーとして楽しむこともできるので、本作の雰囲気に惹かれた人は試しにダウンロードされてみてはいかがでしょうか?

エンディング分岐まで搭載のストーリー性!『あの日は燃えるゴミの日だった』

本作は、荒廃した惑星で目覚めたロボットとなって星に散らばるゴミを掃除していく、というアプリ。

マップ上のゴミをタップして掃除していくという、梱包材のプチプチを潰すようなシンプルな操作ながらにストーリーがしっかりと用意されており、なんとエンディングの分岐まであります。

プレイ開始時点ではマップ上にゴミがこれでもかと敷き詰められているので、ひとつひとつタップして掃除していきます。

ゴミを掃除していくと次第に緑が増えていき、特定の場所にあるゴミを掃除すれば街や遺跡が出現してストーリーが進行していきます。

▲ゴミを掃除していくとサボテンなどが出現。ゴミの奥にあるゴミは直接掃除できず、掃除を進めることで道を開いていきます。

▲ゴミを掃除していくことで経験値が貯まり、レベルアップでゴミの掃除に必要なバッテリーの上限が上がります(バッテリーは一定時間ごとに自動で回復)。

▲掃除を進めていくとストーリーが進行。この星がどうしてゴミに埋もれてしまったのかの謎に迫っていくことになります。

街を開放すると、一定時間ごとに特産品のアイテムが獲得できます。

また、開放した街では一定時間ごとに住人からのリクエストが発生し、特定のアイテムを持っていくことで経験が手に入るとともに、街の発展度が上昇していきます。

▲リクエストで要求されるアイテムは、特産品のほかにマップ上で獲得できるものや遺跡で収集できるものなどがあります。

▲リクエストの報酬やマップ上に落ちている宝箱の発見などによって設計図を獲得し、ドリルを強化していけばより大きなゴミを掃除できるようになります。

▲遺跡では一定時間ごとに遺物が回収可能。こちらも街のリクエストに使用します。

エリア内にあるゴミを一定量掃除するとつぎのエリアが開放されるので、そこでゴミ掃除を進め、街や遺跡を開放、ゴミ掃除やリクエストを進めながらストーリーを追っていく、というのが本作の流れです。

『クッキークリッカー』や『特異点への細胞』のように数字が爆発的に増えていくような要素はありませんが、そのぶんストーリー展開が充実しているので、ポチポチ押しながら物語を楽しみたい人には本作がオススメです。

エンディングまで無課金でプレイできるので、気になった人はぜひお試しあれ! エリアごとに個性豊かなゴミが広がっているのもポイント、かも……?

今週の気になるゲーム

ってことで、今回はクリッカーでした!

いや本当に触り出すと離れられなくなっちゃって危険なレベルなんですよね、このジャンルは……!

記事を書きだしてから起動した『クッキークリッカー』も、執筆の合間にポチポチしていたらすごいことになっていましたよ!

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▲毎秒40万枚近いクッキーが生み出される謎空間。クッキーを取り囲むクリックカーソルがカオス。

さておき、最近は相も変わらず『サクナヒメ』三昧ですよ!

千歯こきに感謝する日が来るとは思いませんでしたね、えぇ……! アクション面も適度にガチな感じなので、気になっている人にはぜひとも触ってほしいタイトル!

主人公であるサクナヒメの最初のダメ女神っぷりからの成長も王道なよさがあり、稲作、アクション、そしてストーリーとひと粒で2度も3度も美味しい作品ですよこりゃ!

これをクリアーしたら今度は順番をちょっと飛ばして『魔界戦記ディスガイア6』に手を着けていきたいですね! ビバ・ゲームライフ!!

んでは、今回はこのへんでおさらばです!

【“いまさら聞けないあのゲーム”まとめはこちら】

文/しゃれこうべ村田(@SRSWiterM

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