北九州市議選で元市職員の新顔、井上純子さん(34)が初当選した。市内の門司港をPRする「バナナ姫ルナ」に扮したコスプレ公務員として知られた井上さん。初めての選挙戦でコスプレは封印したが、「バナナ姫」での経験を生かし、八幡西区(定数15)でトップ当選を果たした。
1月31日深夜。21人が立候補した八幡西区で当選が決まると、井上さんはツイッターで映像を生中継し、支持者に報告した。父政男さん(71)が「大激戦のなか、トップで当選したんです」と喜びの声をあげると、井上さんが「圧がすごい」と手で制し、事務所は和やかな空気に包まれた。
井上さんは市役所で観光や文化企画などの業務にかかわり、2016年から「バナナのたたき売りの発祥の地」の門司港をPRするキャラクター「バナナ姫ルナ」に扮し有名に。18年3月、人事異動を機に「引退」した後もファンに惜しまれ、ツイッターを開設。半年後、市職員ではなくボランティアとしてバナナ姫のコスプレを再開し、イベントに出演した。
「この情報は市民に届いているだろうか」「この事業は必要だろうか」。昨秋まで働いていた市役所で疑問や違和感を抱き、市議を志した。特定の政党の支持者だけでなく、広く関心を持ってもらい投票率を上げたいとの思いから、無所属での立候補を決めた。
選挙戦ではコスプレは封印した。立候補後、「(井上さんを)市が応援しているのか」といった声が市に寄せられ、井上さんと市は、選挙でバナナ姫のイラストを使わないことなどを確認した。
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