静岡市がホストタウンとして交流する台湾から二十三日、市に台湾バナナ三百本が贈られた。バナナは葵区の横内小学校六年生らが給食で味わった。台湾側からは、対日交流窓口機関の台北駐日経済文化代表処から謝長廷(しゃちょうてい)代表ら十二人が来賓として招かれ、市役所静岡庁舎で贈呈式があった。
田辺信宏市長は「自治体交流の醍醐味(だいごみ)は、市民同士の付き合い。共通の経験をすることでレガシー(遺産)を継承したい」とあいさつ。謝代表も「市民同士の付き合いは、まさに交流の基礎。バナナの味は濃厚で甘みがあるので、ぜひ召し上がって」と応じた。
横内小では台湾の文化学習に力を入れ、児童たちはルーローハンなど料理に関心を持ったという。式では児童らのビデオが流れ、中国語も交えながら感謝を伝えていた。市側からは特産品の駿河凧(するがだこ)や日本酒を贈った。
静岡市と台湾では、静岡マラソンと台北マラソンの友好提携や、市が陸上代表チームの合宿受け入れなどをしている。 (谷口武)
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