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Friday, August 20, 2021

Amazon AlexaとGoogleアシスタント搭載のおすすめスマートディスプレイ - ギズモード・ジャパン

amparipisang.blogspot.com

使えば使うほど、愛があふれてくる。

最近、私の「おうち時間の友」と呼べる存在がスマートディスプレイです。帰宅時には「おかえりなさい、お疲れ様」って言ってくれたり、「疲れた」って声かけると「フレーフレー」と応援歌を歌ってくれたり、とっても癒されます。キッチンでは鍋をつかみながら「3分はかって!」と頼めるし、夕飯のメニューが浮かばない時もレシピをアドバイスしてくれるし、もはや相棒といえるかも。というわけで、今回はガジェットレビュー専門サイトWirecutterが厳選したおすすめスマートディスプレイをご紹介します!


スマートディスプレイはひと言でいうと、スマートスピーカーにタブレットを組み合わせたもの。音楽や動画再生はもちろん、「今日の天気は?」といった質問に答えるのも得意。手がふさがった状態でレシピを確認することもできます。中でも、WirecutterおすすめのスマートディスプレイはAmazon Echo Show 8Google Nest Hub Max。AlexaとGoogleアシスタント、お好みのモデルに合わせてチェックしてみてください!

Alexa搭載の万能スマートディスプレイ:Amazon Echo Show 8

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Image: Wirecutter

Alexaユーザー、これからAlexaを使いたい方なら迷わずこれ! サウンド良し、スクリーン良し。各種動画サービスへのアクセスも快適で、スマートホーム操作も簡単便利。なかでもEcho Show 8は優秀なスマートディスプレイです。

Amazon Echo Show 8は充実したメニューと常に時代の先を行くAlexaの会話能力が自慢。音声でもタッチでも、簡単に操作できます。Alexaの豊富なスキル(つまりアプリ)で幅広いサービスにアクセスすることができます。音楽はもちろん、スマートホーム機器やゲーム、エンターテインメントなどバラエティ豊かです。特にEcho Show 8はAlex搭載システムを介したビデオ通話も得意分野で、現在はZoomにも対応しています。スピーカー音声はクリアで、部屋のどこにいても聞こえるほどパワフル。8インチのタッチディスプレイはAmazonプライムビデオ、Hulu、Netflixなどのストリーミングサービス視聴にも十分なサイズです。Alexa内蔵のWebブラウザ“Amazon Silk”経由でYouTubeを楽しむこともできます。

Googleとのシームレスな連携が強みのスマートディスプレイ:Google Nest Hub Max

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Image: Wirecutter

Googleファンの方、お料理好きの方へ。スクリーンを介してGoogleアシスタントにアクセスしたい方、お料理好きの方におすすめ。GoogleカレンダーやGoogleフォトとバッチリ連携しているので、Googleユーザーにもポイントが高いはず。

Googleアシスタント対応のGoogle Nest Hub Maxは、オーディオや動画を楽しんだり、ビデオ通話するのに便利なデジタルアシスタント。Googleと連携しているので、Googleカレンダーの予定をシームレスにお知らせしてくれたり10インチのデジタルディスプレイとしてGoogleフォトアカウントから直接ストリーミングされた画像を飾ることもできます。レシピをわかりやすく読み上げてくれるので、料理中の汚れた手で画面をいじる必要がないのもありがたいです。Echo Show 8ほどインクルーシブではないにしろ、音楽再生やスマート機器操作もしっかり対応してくれました。

コンパクトボディと小さめディスプレイで寝室におすすめ:Amazon Echo Show 5

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Image: Wirecutter

ナイトスタンドにぴったりのコンパクト画面。小ぶりサイズのEcho Showは朝の天気予報チェックや音楽再生に最適。

Amazon Echo Show 5は小さいけれど力持ち。他のEcho Showにできることで、この子にできないことはありません。スクリーンが5.5インチと小さめなので、ベッド脇に置いてナイトスタンドとして使ったり、洗面台の上にセットするのがいいかも。部屋の照明に合わせてディスプレイの明るさを調整してくれるので、「まぶしくて眠れない」なんて心配もありません。

プライバシー重視派におすすめのカメラレススマートディスプレイ:Google Nest Hub(第二世代)

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Image: Wirecutter

カメラなしだけど使い勝手のいいスクリーン。ミニサイズでありながら、他のGoogleアシスタント搭載モデルと比べて遜色ない機能が自慢。カメラが内蔵されていない分、プライバシー重視派にはおすすめです。

スマートディスプレイは欲しいけどカメラはいらないんだよね…という方にはGoogle Nest Hub(第2世代)がおすすめ。サイズは7インチでEcho Show 5より一回り大きめですが、寝室などには邪魔にならないサイズ。最新モデルには睡眠記録センサーが搭載されているので、睡眠習慣改善を目指す夜更かし派にもおすすめです。

スマートディスプレイはこんな人におすすめ!

スマートディスプレイは、タッチスクリーンを搭載した音声認識スピーカーのことで、カウンターやデスク、サイドテーブルなどに置いて使います。スマートスピーカー同様に「Alexa」や「OK、Google」といったウェイクワードで起動し、さまざまな質問やお願いに応えてくれます。 スポーツの最新情報を教えてくれたり、写真のスライドショーを流してくれたり、カレンダーの予定をアラートしてくれたり…とカスタマイズ次第でいろいろ世話を焼いてくれます。スマートデバイスの音声操作をはじめ、音楽やポッドキャスト、ラジオのストリーミング再生や天気やカレンダー予定の通知、買い物リスト作成、ゲームプレイなどスマートスピーカー(Amazon Echo DotやGoogle Miniなど)にできることは何でもこなせます。

「カップ2分の1って大さじ何杯?」や「1マイルって何キロ?」といった質問にも答えますし、インターネット上のレシピを探して読み上げてくれたり、レシピをコレクションに保存してくれたりするのも人気機能です。多くの機能を音声操作で実行してくれるので、障がいのある方や高齢者にも使いやすいというメリットも。スマホやラップトップ、タブレットよりもビデオ通話しやすいのも魅力。

スマートディスプレイを選ぶ際、最初の関門が「Amazonにするか、Googleにするか」ということ。アプリやストリーミングサービス、スマートホーム機器によってはAlexaもしくはGoogleアシスタントのどちらか一方にしか対応していないものありますので、自分が所有している機器や今後購入したいアイテムの対応機種を確認しておいたほうがいいでしょう。

AlexaとGoogleアシスタントを比較してみた!

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Illustration: Wirecutter

Wirecutterで比較テストをしてみたところ、Alexaの得意分野はスマートホーム機器の管理と動画視聴で、Googleアシスタントはお料理関連やGoogleアプリとの連携だとわかりました。また、Googleの方が「自然な言葉」の理解度が高く、Alexaのほうが「定型文っぽい言葉選び」が必要という印象でした。

Googleアシスタントはこちらの質問内容がすぐに画面上部に表示されるので、誤りがあってもすぐに気づけるのも便利です。とはいえ、Google アシスタントもAlexaも「1カップって大さじ何杯?」とか「今日の天気は?」というようなシンプルな質問には問題なく聞き取って答えてくれました。

そもそもスマートディスプレイって必要?

スマートディスプレイとスマートスピーカーってどれだけ違うの? と思われる方もいるかもしれませんので、以下に「ディスプレイならではの機能」をご紹介します。下記の使い道が思い浮かばない場合、スマートスピーカーを検討したほうがいいかもしれません。

ハンズフリーでレシピをチェック:ディスプレイにレシピを表示するだけでなく、材料や手順を読み上げてくれるので、料理中の汚れた手で画面をスクロールする必要はありません。ただ料理本やレシピサイトと違って、表示画面は「無地の背景に文字だけ」というシンプルなものなので、ちょっと味気ないと感じられるかもしれません。水や油ハネには弱いので、設置場所にはご注意を。

スマートホーム機器やカメラの管理:スマートディスプレイは防犯カメラや照明、スピーカーを管理するハブとしても活躍します。対応するカメラを玄関やベビーベッドなどに設置しておけば、その様子をいつでもライブ視聴できます。

動画を見る:動画アプリをダウンロードして、小型テレビとして楽しむことができます。HuluやYouTubeなど、対応アプリはメーカーによって異なるので、ここは機種選びの際も要チェックポイントです。

デジタルフォトフレーム:ほとんどのスマートディスプレイにはスクリーンセーバーモードがあり、ユーザーがアップロードした写真をスライドショーのように映すことができます。デジタルフォトフレームもなかなかいいお値段しますから、スマートスピーカーにちょっと上乗せしてスマートディスプレイを購入しておけば一石二鳥といえます。「デジタル機器の操作は苦手」という方でも、家族や親せきにリモートで画像を追加してもらえるのが嬉しいところです。

ビデオ通話:機種によって、AlexaアプリやGoogle Duo、Facebook メッセンジャーなどを介してビデオ通話が可能です。AlexaとGoogleならカレンダーの招待経由でZoom通話にも対応(ただし、事前にディスプレイのアプリにカレンダーへのアクセス権を付与してください)。スマホの小さな画面と比べると、スマートデバイスでのハンズフリー通話はなかなか快適です。小さいお子さんや、PCでSkypeを起動するのがむずかしい高齢の親御さんの様子を確認する手段としても活用できます。ただ、ビデオ通話に馴染みのない方は、「スマートディスプレイ=ビデオ通話」とはならないかもしれませんね。

Alexa搭載のおすすめ万能スマートディスプレイ:Amazon Echo Show 8

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Photo: Rozette Rago

Amazon Echo Show 8洗練されたデザイン最新のAlexa体験を内蔵した優れものです。Google Nestよりも豊富なサービスとアプリ、そして8インチのHDスクリーン、過不足のないパワフルなスピーカーを内蔵しています。さらにカメラと、そのレンズを物理的に覆う「プライバシー保護カバー」つき。今やビデオチャット・会議プラットフォーム最大手のZoomにも対応し、カレンダー招待もしくはAlexaに会議のIDナンバーを伝えることで簡単にオンライン会議に参加することができます。

最初の設定も簡単で、Echo Show 8とそれに付随するAlexaアプリをスマホでセットアップすればOK。声だけで家族のカレンダーを表示したり、接続した防犯カメラの映像を流したり、買い物リストやTo Doリストに項目を追加(削除)したり、お部屋で音楽をかけたりと家庭内ハブとして活躍してくれます。ちなみにセットアップの所要時間は、はじめてAlexaを導入する場合で数分程度です。Show 8のスピーカーはパワフルかつ使いやすいサイズ感で、迷うことなくおすすめ機種に選出されました。

Echo Show 8のタッチスクリーンは前の比較レビュー記事でおすすめ機種だったAmazon Echo Show (第2世代)より2インチ小型化されていますが、操作感は抜群。以前は画面上にあるメニューやオプションに物足りなさを感じていたのですが、Echo Show 8は画面の操作性がアップしています。Echo Show 10も表示項目は多くなっていますが、逆にちょっとゴチャゴチャした印象になっています。また、Echo Show 8のコンパクトサイズは絶妙で、キッチンカウンターからゲーム台、デスクなどどこにでも置けるのも魅力です。

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Photo: Rozette Rago

スマートホームのハブやセキュリティセンサーとしても使える

Echo Show 8のブレーンであるAlexaには、アプリを介して8万種類以上(※2021年初頭時点)のスキルを追加可能。Xbox Oneの電源をオンにする、ドミノピザに注文するなどかなりお利口。他のAlexaデバイス同様、スマートデバイスとの互換性も抜群でPhilips Hueの電球やSmartThingsハブ、Nestサーモスタット、Sonosスピーカーにルンバなどなど、対応先は多種多様。他にもHoneywell Home Lyricサーモスタット、RachioやGarageioデバイス、D-Linkスマートプラグなども対応しています。Alexa対応機器の公式リストはこちら(Google Assistantはこちら)です。

Echo Show 8の幅広い能力の中には、無料で使える便利なセキュリティ機能“Alexa Guard”(※日本未提供)も含まれています。“Alexa Guard”は、Echo Showがガラスの割れる音や煙感知器の音などを検知するとアラートを送信してくれるもの。ここまでできると、スマートディスプレイの枠を変えた「セキュリティセンサー」としての機能だと言えます。もちろん「セキュリティシステムの代替品」とまではいきませんが、なんといっても無料サービスなので、とっても便利です。

音楽・動画再生は得意。カメラレンズカバーが意外と良い!

Echo Show 8はメディアオプションも豊富。音楽再生はSpotify PremiumやTuneIn、Pandoraが使えるほか、Amazon MusicとApple Musicでストリーミング再生できます(Google Playや無料版Spotifyはアクセス不可)。また、Amazon Prime VideoやNetflix、HuluやYouTubeをはじめ、AlexaのネイティブWebブラウザ“Amazon Silk”経由でさまざまな動画ストリーミングサービスにアクセスすることができます。

音声に関しては、Echo Show 8のスピーカーのほうがNest Hub Maxよりもクリアで、重低音も強めに感じました。120平方フィート(約11.1平方m)の部屋でも聞き取れる明瞭さで、バランスも良かったです。ほかのEchoやSonos、またはサードパーティのスマートスピーカーと連携させれば、家中を音で包み込むことも可能です。

Echo Show 8は「耳」も良く、約4.6m離れた場所から普通の声量で話しかけても反応してくれました。隣の部屋から呼んだ時も、大音量で音楽を流した時も概ね聞き取ってくれました。

前回のレビュー時と比較すると、いくつか進化ポイントが。たとえば、アプリにアップロードした画像を各デバイスで手軽に表示できるようになりました。別の画像を表示したいときやインフォメーション画面に移動したいときは、画面をスワイプして切り替えればOKです。

Echo Show 8には物理的なボタンはほとんどありません。音量調節用(2つ)、マイクOFF用、カメラレンズカバー用の4つだけ。カメラレンズカバーが意外と便利で、実際に使ってみるとレンズはほぼ閉じっぱなしで、ビデオ通話するときだけカメラをオープンにする感じでした。

Echo Show端末ではAlexaメッセージやSkype、Zoom経由でビデオ通話もできますし、音声のみの通話であれば直接電話をかけることも可能。Wirecutterのテストでは、Alexaメッセージでのビデオチャットは映像も音もクリアで大きな不満は特にありませんが、解像度はスマホとそれほど変わりなし。ただ画面は大きいので相手の姿が見えやすく、端末をテーブルに置いたまま会話ができるのも楽でした。

カメラ性能はビデオ通話には十分というレベル

人の動きに合わせてカメラが自動でデジタルズームをかけるNest Hub Maxと違い、Show 8には固定カメラしかありません。ちなみにEcho Show 10のディスプレイは人の動きに合わせて物理的に回転します(詳細は後述)。Zoomの音声や動画もクリアで、メッセージをタイプすることはできませんがチャットをディスプレイ上で見ることは可能。動画のクオリティは悪くはないですが、ラップトップやウェブカメラには及びません。Echo Show 8のカメラのポイントは、比較的近いアングルで撮影できること。パソコンなどではある程度距離のある画になってしまうので、これはビデオ通話するうえでのメリットでしょう。

いずれにしても、Zoomが加わったのはビデオ通話ユーザーにとってかなりポイント高いですね。カレンダーのリンクを探さなくても音声操作できるので、ラップトップではなくShow 8で仕事の電話をしてしまうこともあります。今後はZoomをEcho 10にも搭載予定だそうです。ちなみにNest Hub MaxでもZoomは使えますが、カメラのレンズが魚の目のようで、ちょっと気になりました。

スマートディスプレイは外観が「スマート」じゃないものも多いですが、Echo Show は前から見るとタブレットっぽく、背部にピラミッド型のスピーカーが隠されているデザインで、ちょっと気に入ってます。

気になる点

スマートホーム機器を音声やタッチスクリーンで操作できるのがEcho Show 8の魅力の1つですが、 さすがにZigbeeスマートホームハブのようにはいきません。そこまでもAlexaエコシステムに求めるのであれば、Echo Show 10をチェックした方がいいでしょう。

Echo Showが連携するレシピは人気料理サイトと一部のブログなどに限られており、Google ライブラリに比べると選択肢が少ないのがちょっと不満。また、マイナーな食材だと手こずりがちで、アメリカでは「抹茶」という素材が理解できずに“macho(マッチョ)”と誤解することが多発したそうです。特定のレシピを探したい場合は結局Amazon Silkで探すことになるので、使い慣れたノートパソコンやスマホで打ち込んだ方が速いかも。

Echo Show 8を含め、現行のEcho Showデバイスではホーム画面にコンテンツ一覧が表示され、背景には設定した画像や写真が登場。コンテンツ一覧には「Alexaはこんなこともできます」的なおすすめコマンドや、スキルの起動、レシピ紹介、最新ニュース、天気などが含まれており、便利に思う人もいれば「邪魔」だと感じる人もいるよう。こちらはデバイスの設定メニューでオフにすることができます。

ユーザーインタフェースも賛否両論ですが、2019年時と比べるとメニュー表示なども改善されています。当時は動画の「戻る」機能がなく、1つの動画から別の動画に移るためには再度検索する必要があるなど、不便なことも多かったのですが、今はそれも改善されています。 底面にシリコンパッドがついた機器にありがちなマイナスポイントですが、ウッド材の台に置くと跡が残りやすいという問題も。我が家では木製のドレッサーに黒い擦れ跡が残ってしまいました。

Googleとのシームレスな連携が強みのスマートディスプレイ:Google Nest Hub Max

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Photo: Rozette Rago

Googleアシスタント/カレンダー/フォトとの連携を重視する方、またはレシピ探索を楽しみたい方にはGoogle Nest Hub Maxがおすすめです。レシピ検索がしやすく、お気に入りを見つけて大きな画面に鮮やかに映し出してくれます。Nest Hub Max自慢の独自機能の1つが「顔認識」です。最初にアカウント登録して顔を覚えさせておけば、各ユーザーに合わせてカレンダーのリマインダーを表示したり、セキュリティアラートを流してくれたり、Googleフォトにアップされた画像を顔認識ベースでスクロールしてくれたりします。

もちろん音楽のストリーミング再生も得意。Spotify(無料版を含む)やTuneIn、Pandora、Google Playをはじめ、YouTubeやYouTube TVで動画を楽しんだり、ディスプレイの画面をChromecast対応テレビにストリーミングすることもできますので、まだストリーミング用プレーヤーを持っていない人には一石二鳥になるかもしれません。

また、Nest Hub Maxは「ジェスチャーコントロール」を採用している珍しい機種で、たとえば手をかざすだけで音楽や動画を一時停止・再開することができます。やや「ギミック感」も漂いますが、お気に入りの音楽再生中に「OK、Google!」なんて声を張らずに済むのは便利かも。ちょっと意地悪して手を振ってみたり髪をかき上げてみたり、といった動作をしてみたのですが、それで音楽が止まることはありませんでした。

スマート機器や防犯カメラのコントロールハブとしても活躍

Alexaには及ばないものの、Nest Hub Maxも幅広いスマート機器やアプリに対応しています。画面の上部から下に向かってスワイプすれば、スマートホーム機器のコントロールハブにアクセスできます。 また、Echo Show 8と同様、Philips Hueスマート電球やSmartThingsスマートハブ、Nestサーモスタット、ルンバなど多くのメジャーなデバイスにも接続してくれます。ただ、Honeywell Home LyricサーモスタットやGarageioデバイス、D-Linkスマートプラグなどは未対応。

Nest Hub MaxをArlo Qカメラに接続すると、約3分強でリビングルームの様子をライブストリーミングできるようになります。さらにスタンドアローンの防犯カメラとして活用することも可能。モーションを監視して異変を検知したらアラートを送ってくれます(Nest Awareサービスを購入すると24時間365日録画し、顔認識を使ってアラート送信します)。一方、Alexaデバイスはガラスの割れる音や警報音を感知するとアラートを出してくれますが、モーション検知機能は搭載していません。

顔認識機能は使いこなせば便利

Nest Hub Maxの顔認識機能“Face Match”はあくまでオプション機能。いつでも無効にできますし、必要ない方は設定しなくてもOK。設定時には顔の向きを左右に動かしてGoogle Homeアプリに自分の顔を「トレーニング」します。その後は部屋に入るだけで向こうから名指しであいさつしてくれたり、個別のスケジュールを通知してくれるように。好みに合った天気予報やニュース、通勤時間など、カスタマイズされた情報を表示することもできます。

複数人でスマートディスプレイを共有している場合、顔認識で個別の情報を管理してくれるのは便利ですね。ただ、来客があったときなどにうっかりディスプレイに顔を見せてしまうと、プライベートなカレンダー情報などが画面に表示される可能性があるのでご注意を。

この顔認識機能を使って家族にメッセージを残すこともできます。たとえば帰宅した子供がディスプレイの前を通ると、「○○時に帰るから、戸締り気をつけてね」なんてメッセージが自動表示されたりして、冷蔵庫にメモを張る感覚で活用するのもいいですね。

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Photo: Rozette Rago

ディスプレイは洗練されているけどスピーカーは平均的

Nest Hub Maxのディスプレイは10インチでEcho Showと同程度ですが、レイアウトはこちらのほうがスペースを有効活用していて洗練された印象です。

特にレシピはそれが顕著。Nest Hub Maxにははじめからレシピ検索機能が搭載されているので、あらためてレシピサイトをアプリに追加する必要はありません。特定のクッキングアプリを呼び出すよう設定することもできますし、料理名で検索して複数のサイトからレシピを表示させることも可能です。

Nest Hub Max はありがたいことに、画面に表示されたレシピを手順ごとに読み上げてくれます。デザインは白地に文字が書かれたシンプルなもので、見やすいけれどちょっと殺風景かも。レシピ本を彩る美しい料理画像が恋しくなりつつ、フードブロガーが長々と綴る自伝コーナーは削除されていなかったので、そこはご愛嬌という感じ。

Nest Hub Maxには部屋の雰囲気に合わせて画面の明るさを調整する「アンビエントEQ」機能が搭載されており、例えば映画鑑賞のため部屋の灯りを落とすと、Nest Hub Maxが自動でそれに合わせてくれます。ベッドルームやテレビの近くにディスプレイを置いている場合はこの機能が非常に役立ちますし、別の部屋でも節電効果が期待できます。

キッチンで料理する分にはNest Hub Maxのスピーカーに不満はまったくありませんが、たとえばパンクロックバンド「ザ・キュアー(The Cure)」のカップリング曲を聴くには不向きかも。今回テストしたスマートディスプレイの中でも、正直スピーカーは最高とはいえませんでした。とはいえ、スマートディスプレイにとって最も重要な機能は大きなスクリーンですから、もし「大画面に重きを置かない」という方がいたら、スマートスピーカーにしたほうがいいでしょう。

Echo Show同様、Nest Hub Maxも15フィート(約4.6m)ほど離れた場所から話しかけても聞き取ってくれましたが、隣の部屋にいたり、扇風機が近くにあったり音楽をかけている場合は声を張らないと聞こえなかったようです。

ビデオ通話は高品質! Zoomにも対応。

Nest Hub MaxとLenovoのスマートディスプレイ間でビデオ通話をしてみたところ、Facebookポータルに次ぐ高品質ぶりを発揮。カメラも6.5メガピクセルで、127度回転して人物を追跡したりズームしてくれたりするので、たとえば料理中にキッチンを行ったり来たりしながら通話するときなどに便利です。

カメラの視野調整はゆっくりめで、Wirecutterのテストではビデオチャット時に頭ではなくお尻にズームインしたこともありました。ただ、キッチンなどあちこち移動する場所でもこちらの動きに合わせてくれる機能はとても便利です。 Nest Hub MaxはZoomにも対応していますが、魚眼レンズのように見えてしまい、何となくお互いに「違和感…」という感じでした。Alexa同様、ミーティングへの参加は「OK、Google。ミーティングに参加」と声をかければHubがカレンダー上で次のミーティングに接続してくれます(カレンダーに招待がない場合はコードを入力します)。

ハードウェアに関しては、Nest Hub Maxには物理的なボタンはほとんどありません。音量切り替えに、カメラとマイクを(デジタルに)オフにするスイッチだけ。

Nest Hub Maxをスマートホーム機器に活用したいなら、まずはお手持ちのデバイスがGoogleアシスタントに対応しているかどうか確認しておきましょう。かなり網羅していますが、Alexaよりは少ないです。また、Googleホームのアプリは少々わかりにくいのが難点でした。当初、スキルを追加・実行するにはアシスタントアプリをダウンロードする必要があるのかと思っていましたが、実際はGoogleホームのアプリ内ですべてのタスクを実行することができるので、検索する必要はありません。

Nest Hub Maxには物理的なカメラレンズカバーはついていません。カメラとマイクの両方を無効にするにはデバイスのスイッチをオフに切り替え、カメラのみをオフにするには画面の下部分から上にスワイプしてカメラアイコンをタップします。顔認識機能のあるディスプレイなので、できれば物理的なカバーはあったほうがいいかな、正直なところ思いました。

ちなみにテストの際、GoogleスマートディスプレイからGoogle Duoのビデオ通話をかける方法がわからず、少々手間どりました(どうやらこれはよくあるトラブルのようです)。Google製スマートディスプレイとLenovo製スマートディスプレイとの通話には問題はありませんでした。

コンパクトボディと小さめディスプレイで寝室におすすめ:Amazon Echo Show 5

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Photo: Rozette Rago

5.5インチのAmazon Echo Show 5はある意味で「嬉しい驚き」をくれました。ナイトスタンドやバスルームのカウンター用に小型のディスプレイが欲しい方、またはシンプルに「あまりお金をかけたくない」という方にはとても理にかなった商品です。画面の解像度は960×480ピクセルと、同サイズのiPhone11の半分以下ですが、これ以上のシャープさは必要ないかな、という感じです。

部屋の灯りを落とせばスクリーンも自動的に暗くなり、「暗闇でも光ります」的なヴィンテージつきの時計のような趣に。朝が来れば手軽に音楽を再生したり天気予報をチェックしたり、またスマートホームのルーティンを起動することができます。Echo Show 5はいうならば、体格のいい兄弟機種(Echo Show 8)のミニチュア版であり、小さく丸型のEcho Spotに代わる「機能的なデザインの従兄弟」といったところです。

画面の明るさは手動でも調節可能ですが、自動のままで特に問題ありませんでした。真っ暗な部屋ではディスプレイが時計モードに切り替わりますが、30cmの近距離でも眠りを妨げない明るさです。起床時間に合わせてディスプレイが徐々に明るくなる「サンライズ」やディスプレイの上部をタップするとアラームがスヌーズする機能など、目覚まし時計としても役立ちます。日中のクロック表示もカスタマイズ可能(ただし選択肢は少なめ)。夜中に目が覚めて「今何時…?」とスマホをチェックしていた人は、これからはShow 5を時計表示にしておけば安心です。

Echo Show 5は部屋の反対側からでもしっかり声を拾ってくれましたが、スピーカーの音質はイマイチ。吹き抜けのある800平方フィート(約75平方m)の部屋ではかなり音量を上げなければ聞こえませんでした。また、近距離からでないと画面が見にくいので動画視聴などには向いていませんが、ちょっとしたビデオ通話やカレンダーのチェック、防犯カメラのストリーミングには十分です。動画視聴や料理に使いたいなら、10インチのEcho ShowやNest Hub Maxをおすすめします。

Echo Show 5には手動式のレンズカバーもありますので、ナイトテーブルに置くことを考えれば、ビデオ通話をするとき以外はカバーをしておいた方がいいでしょう。寝室など、プライベート度の高い空間にカメラ付きの機種を置くことに抵抗がある方は、カメラレスのGoogle Nest Hubを選ぶことをおすすめします。

プライバシー重視派におすすめのカメラレススマートディスプレイ:Google Nest Hub(第二世代)

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Photo: Rozette Rago

スマートディスプレイはほしいけどセキュリティが心配だからカメラはいらない、という方におすすめなのがGoogle Nest Hub(第2世代)です。Echo Show 5同様、より高価格の兄弟機よりもサイズは小さめなので、ナイトスタンドや洗面台向きです。Nest Hubはスマートホームやレシピ、アンビエント EQ、ジェスチャーコントロール、そしてGoogleアプリなど 、Nest Hub Maxと同等の機能のほかに睡眠トラッキングなども搭載されています。

Wirecutterのテストでは、Nest Hub(第2世代)もしっかり音声コマンドを聞き取ってくれましたが、スピーカーの音質はEcho Show 8やNest Hub Maxには及びませんでした。解像度1024×600のディスプレイも大型のHub Maxほど鮮明ではありませんが、そもそもミニサイズなので特に気になりません。真っ白なベゼルと小さなスタンドはかなりいい感じです。

時計モードや睡眠トラッキング機能「スリープ・センシング」を持つNest Hub(第2世代)はベッド脇に置くにも適しています。セットアップは少々面倒ですが、いったん設定してしまえば自動的に睡眠を追跡して毎朝目覚めた時に表示してくれます。時間通りに寝られた日も、寝付くのに数時間かかった日も、睡眠パターンを正確に記録してくれていたので驚きました。なんだか気分の悪い朝、Googleが喜々として「今日は寝不足のようです」と教えてくれて「なるほどね」と思ったことも。

それ以外の機能面ではNest Hub Maxのほうが優れていますが、存在を主張しすぎないディスプレイが欲しい方、また生活空間にカメラを持ち込みたくない方、できるだけ節約したい方には最適な製品です。

まだある! おすすめスマートディスプレイ

Echo Show 10は2万9980円(記事執筆時点)と、Show 8よりかなりお高めですが、料理好きな方や頻繁にビデオ通話をする方にはおすすめです。ユーザーの位置を追跡して自動で回転してくれますし、10.1インチのHDスクリーンはキッチンカウンターにぴったりのサイズ。13メガピクセルのカメラはスマートディスプレイ最高クラスで、SkypeやZoom通話にも適しています。スピーカーは1インチのツイーター2つと3インチのウーファーを搭載。Zigbeeハブ内蔵で、Hue電球といった一部のスマートホーム機器をコントロールすることもできます。

以前、Amazon系ナンバーワンとして紹介したEcho Show(第2世代)もまだまだおすすめです。すでにAmazonでは購入できなくなっていますが、販売中止しているわけではなく、2021年5月時点では小売サイトなどでは販売されていました。5メガピクセルのカメラに10インチの据え置き型スクリーン、そしてZigbeeスマートホームハブを詰め込んだ機種になっていますが、同等機能を持つEcho Show 8のほうが割安で、同じ値段を出せばEcho Show 10も購入できます。

Google系トップの座をNest Hub Maxに譲ったLenovo Smart Displayですが、割引価格で販売されていたら買って損はありません。スピーカーの質はNest Hub Maxに及びませんし、ジェスチャーコントロールや顔認識機能はありませんが、他の機能は遜色なし。特筆すべきはそのデザインで、湾曲したウッド調の背面は大胆な印象です。Lenovoからはもっと小型の8インチサイズや、Lenovo Smart Clockなども販売されています。

これからのスマートディスプレイ

近々、Lenovo Smart Display 7をテスト予定です。かつてLenovoはGoogleアシスタント系おすすめ機種でしたが、この7インチディスプレイにも5Wのステレオスピーカーと2メガピクセルのカメラが搭載されています。

また、6月に出荷されたEcho Show 8(第2世代)Echo Show 5(第2世代)もテスト予定です。 第2世代は1万4,980円で販売中(記事執筆時)で、1,300万画素の広角カメラを搭載。Echo Show10のように物理的に回転することはありませんが、パンしたりズーム機能を駆使してユーザをフレーム内に収めてくれます。Echo Show 5(第2世代)のカメラも2メガピクセルと若干改良されており、価格は8,980円です。

競合スマートディスプレイたち

Facebookのメッセンジャーで頻繁にビデオ通話する人には、10インチのPortalも魅力的かもしれません。12メガピクセルのカメラは、今回テストした中で最も上質な通話体験を提供してくれました。また、部屋中を動き回っても追跡してくれるのも便利。ただ「Facebookが生活空間に入り込むのは怖い」という方には不安のタネかもしれません。

スマートホーム機能はやや精細さを欠く感じ。搭載するのがEcho ShowにあるAlexa機能の縮小版なので、これは仕方ないかもしれません。そのうえ、Facebook PortalにはAlexaとFacebook両者のAIソフトウェアが内蔵されているため、やや混乱が起きているようです。Facebookからは大型のPortal Plus、8インチ版のPortal Miniが販売されています。

※価格など表示内容は執筆現在のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。

©2021 WIRECUTTER, INC. A NEW YORK TIMES COMPANY.

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