本日(2021年8月3日)発表・発売のLenovo Goシリーズのマウス3製品のなかでは、見た目こそコルクをあしらったワイヤレスバーティカルマウスが目立ちますが、機能的特徴が一番多いワイヤレス マルチデバイスマウスを試してみました。
複数端末で使える
ワイヤレス マルチデバイスの名の通り、無線接続機能が充実しています。Bluetoothは2台をペアリングでき、たとえばWindowsとMac(またはiPadなど)で切り替えながら使えます。
詳しくは後述しますが、設定ユーティリティー「Lenovo Go Central」でショートカットの割り当てなど、細かいカスタマイズが可能です。このLenovo Go CentralはWindows版しか用意されてないため、Macその他で利用する場合、OS標準のマウス設定から行える範囲のカスタマイズとなります。カーソルスピードは好みに調整できるので問題ありませんが、ホイールの回転方向はMacでしか逆転できません(Windows標準のマウス設定に該当する項目がなく、Lenovo Go Centralでもその設定がないため)。ホイールを手前に回した際に上へスクロールするのが好みの方は、Windowsではレジストリの操作が必要となります。
USBドングルによる接続にも対応
付属のUSB Type-C レシーバーによる接続も行なえます。ドングルを差し替えればいいので、実質無制限でいろんな機器で使えるというわけです。
最近、マウスのドングルもUSB Type-Cになりつつあるようですね。さらに、このドングルはロジクールのUnifyingのように複数の対応機器をペアリングできるようになっています。
USB Type-C非搭載の機器にBluetoothではなくUSBで接続したいという場合は、(規格外になるので自己責任で)変換アダプターを使うか、別途ハブなどが必要となります。
マウスでは珍しいワイヤレス充電
Qiの接点はマウス本体を持った際の手前側に寄っているので、充電台によっては位置に注意が必要です。充電はマウス本体の電源スイッチがオン・オフどちらの状態でも問題なく行なわれました。
クリック音が小さい
一般的なマウスよりカチカチ音が低く抑えられています。ホイールの回転なども静音仕様です。
豊富なショートカット
シンプルな外観からは考えられないほど豊富なショートカットが利用できる点も特徴です。右手親指の位置にあるボタンはダブルクリックのたびに動作モードが「マウス・モード」と「通話モード」を行き来し、それぞれのモードで組み合わせが個別に設定できます。
それぞれのモードのショートカットはLenovo Go Centralでカスタマイズできます。マウス・モードにはマウス操作、通話モードにはTermsなどビデオ通話時に便利なショートカットがまとまっています。これらの設定は、現時点ではUSB Type-C ドングルで接続した場合しか編集できません。通話モード自体がBluetooth接続では使えないのですが、Lenovo Go Centralのアップデートによりいずれも後日、可能となる予定です。
ハッキリ言って、こんなにたくさんのショートカットは覚えられないと思いますし、無理に覚える必要もありません。複数端末で使える、クリック音の小さいワイヤレスマウスとして、非常に完成度が高いと言える製品だと思います。ただ、「進む」「戻る」ボタンを多用する人は、これさえもボタンの組み合わせになるので(意外とすぐ慣れましたが)、ホイールの回転方向が設定できない点も含め念頭のうえ、ご検討ください。マウス本体は左右対称なので、ショートカットを使わないなら左利きの人でも問題なく使えると思います。
からの記事と詳細 ( 見た目以上に多機能 Lenovo Go USB Type-C ワイヤレス マルチデバイスマウスを試す - Engadget日本版 )
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科学&テクノロジー
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