ハイエンド製品になるかも。
ソニーが徐々にそのベールを脱がしつつある、「次期PlayStation VR(以下、次期PS VR)」。こちらの詳細がすでに開発者に披露されており、その驚きのスペックが明らかになったという報道が飛び出しています。
ところで、初代PS VRのプロジェクトとはどのような結末だったのでしょうか? 2016年に発売された初代PS VRはPlayStation 4とテレビだけで本格的なVR(拡張現実)ゲームが楽しめる!と、まさにVRブームを牽引する役割を期待されていました。しかし、ヘッドセットが重い、ケーブルごちゃごちゃ、さらに解像度や視野角もそれほど…という製品としても未熟さからか、徐々に存在感を失い投入タイトルもほぼ途絶えてしまったのです。VRファンとしては、なんとも寂しい経過でした。
しかしYouTubeチャンネルのPSVR Without ParoleやUploadVRによれば、ソニーは今週火曜日に次期PS VRの詳細を公開したそう。それによれば、解像度は片目2000 x 2040ドット(両目で4K解像度)で視野角は110度(PS VRより10度向上)になるとのこと。さらに、アイトラッキング技術による見ている部分だけ詳細に描写する「フォビエートレンダリング」や、ヘッドセットだけで正確な位置情報を取得できるインサイド・アウト・トラッキングに対応するとしています。
またコントローラーでは指がボタンに触れているかどうかだけでなく、ボタンからどれだけ離れているかも検知できるそうです。さらに今後のAAAタイトルはハイブリッドモデル、つまり次期PS VRにも対応します。お、『バイオハザード7』や『No Man's Sky』のように、次期PS VRではVRタイトルがガンガン増えそうな予感です。
これらのスペック(特に解像度)は、HTCの「VIVE Pro 2」やFacebook(フェイスブック)の「Oculus Quest 2」といった他社のハイエンドVRヘッドセット完全に肩を並べるもの。またフォビエートレンダリングや指が離れた距離の測定など、従来のPS VRヘッドセットになかった機能の搭載も伝えられていますね。これらの機能によって、次期PS VRは全く新しいVRゲーム体験を実現するのかもしれません。
先述のように現在はコンシューマ市場だけでなく、PCや業務用途でもVR分野は停滞感があります。しかし次期PS VRではその圧倒的なスペックと新機構によって、またたくさんの人にVRへと興味を持ってもらうための牽引役となってほしいものです。
Image: Joeri Mostmans / Shutterstock.com
Source: PSVR Without Parole (YouTube), UploadVR via The Verge
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