グラスゴー=金成隆一
絶滅を選ぶな、手遅れになる前に人類を救え――。恐竜が米ニューヨークの国連本部に登場して人類にメッセージを発する動画が話題になっている。英グラスゴーで始まった国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)に合わせ、国連開発計画(UNDP)がコンピューターグラフィックス(CG)を使って制作した。
恐竜は、議場の外交官らが悲鳴を上げて騒然とする中、壇上に上がり訴える。「絶滅することは悪いことだ。人間は自分たちを絶滅させるのか?」
そして自らの絶滅に関連づけて、こう続ける。
「少なくとも私たち(恐竜)は小惑星の直撃を受けた。では、きみたち人類の言い訳は何だ?」「人類は気候災害に直面しているのに、政府が化石燃料に巨額の助成金を出している。恐竜が巨大な隕石(いんせき)に助成金を出していたと想像したらよい。それが今きみたちがしていることだ」
最後はこう呼びかける。「今こそ言い訳をやめて、変化を起こす時だ」
演説が終わると、聴衆は立ち上がって拍手を送る。先月27日に公開された2分半ほどの動画は、公式ツイッター上で約100万回再生されているほか、COP26でも登壇者が演説で触れた。(グラスゴー=金成隆一)
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