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Thursday, November 4, 2021

インテル、ゲーミングプロセッサー“Core i9-12900K”など第12世代CPU発売 - 電撃オンライン

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 インテル コーポレーションは本日、Intel Innovationイベントで、世界最高レベルのゲーミング・プロセッサーである第12世代インテル Core i9-12900Kプロセッサーを筆頭に、6種類のデスクトップ・プロセッサーにより構成される、オーバークロック対応 第12世代インテル Core プロセッサー・ファミリーを発表しました。

 最大5.2GHzの最大ターボブースト動作周波数、最大16コア/24スレッドを備えたこの最新デスクトップ・プロセッサーは、エンスージアスト・ゲーマーやプロフェッショナルのクリエーターが求めるマルチスレッドのパフォーマンスを新たなレベルへと引き上げます。

 第12世代インテルCoreプロセッサー・ファミリー全体で、60種類のプロセッサーが予定される強力なラインナップを揃えており、これらのプロセッサーを搭載した500機種以上が広範な製品パートナーから販売される予定です。

 Intel Architecture Day 2021で詳報されたとおり、Intel 7 プロセス技術を初めて採用した新しい高性能ハイブリッド・アーキテクチャーは、9~125ワットの消費電力で、超薄型軽量ノートブックPCからエンスージアスト向けデスクトップPCまで幅広い領域で、あらゆるPCセグメントに対応したスケーラブルなパフォーマンスを実現します。

ゲームもクリエイティブもオーバークロックにも対応した第12世代 デスクトップ・プロセッサー

 本日発表となった6モデルのオーバークロック対応デスクトップ・プロセッサーは、インテルが開発した最高レベルの性能を発揮するCPUコアのPerformance-cores(P-cores)と、スケーラブルなマルチスレッド・ワークロードの性能を意図して設計されたEfficient-cores(E-cores)の組み合わせを特長とする、インテルの高性能ハイブリッド・アーキテクチャーを基盤とした初のプロセッサー・シリーズです。

 インテルスレッド・ディレクターは、オペレーティング・システム(OS)が最適なスレッドを最適なコアへ最適なタイミングで配置するように誘導し、2つの新しいコア・マイクロアーキテクチャーをシームレスに連携させます。

 インテルはエコシステムと協働し、パフォーマンスと互換性の最適化を図るために、広範囲にわたるテストを実施してきました。また開発者コミュニティーに対する投資増強の一貫として、開発者向けのガイダンスを記載したホワイトペーパーを公開し、ISVが高性能ハイブリッド・プラットフォームでアプリケーションを最適化できる方法を示しています。

 インテルの新しい高性能ハイブリッド・アーキテクチャーと新たなIntel 7 プロセス技術の組み合わせにより、シングルスレッドおよびマルチスレッド・パフォーマンスともに向上させ、次のような製品および性能を提供いたします。

・世界最高レベルのゲーミング・プロセッサー:世界最高レベルのゲーミング・プロセッサーであるインテル Core i9-12900Kプロセッサーをはじめ、最新の第12世代インテルCoreプロセッサー・ファミリーは最大16コア/24スレッドを備え、数多くの人気タイトルで最大限までゲーミング体験を堪能できます。

 インテルCore i9-12900K プロセッサーは、前世代製品と比べてパフォーマンスが大幅に向上し、中でも『A Total War Saga: TROY』ではFPSが最大25%向上、『Hitman 3』ではFPSが最大28%向上、『Far Cry 6』ではFPSが最大23%向上と、驚くべき結果が示されています。

 インテル Killer Wi-Fi 6Eの拡張により、マルチタスクを実行中においてもゲームプレイ中のレイテンシーが最大75%低減し、また、高い動作周波数で動作するP-coresとE-coresが組み合わさることにより、並列タスクをオフロードし、ゲームをプレイしながらストリーミングと録画を同時に行った場合に、FPSが最大84%向上するという結果も出ています。

・コンテンツ制作のパフォーマンスを飛躍的に向上:マルチスレッド性能の進化、P-coresの優れた応答性、DDR5の驚異的なデータ転送速度により、あらゆるタイプのコンテンツ制作で、次のような業界最高レベルの体験を実現できます。

 ・写真編集のパフォーマンスを最大36%高速化
 ・動画編集のパフォーマンスを最大32%高速化
 ・3Dモデリングのパフォーマンスを最大37%高速化
 ・マルチフレームのレンダリング処理を最大100%高速化

・最良のオーバークロック体験:この新しいプロセッサー・ファミリーで利用可能な業界トップレベルのオーバークロック・ツールは、Efficient-coresと DDR5メモリーをオーバークロックできるほか、パフォーマンスを究極レベルまでカスタマイズ可能です。エンスージアストやゲーマーは、この新しいプラットフォームのオーバークロック機能を、最新版インテル エクストリーム・チューニング・ユーティリティー(インテル XTU)7.5の一部として試すことが可能です。


 また、インテル XTUにより、オーバークロック対応 第12世代プロセッサー・シリーズで、まずはインテル Core i9-12900Kプロセッサーから、インテル スピード・オプティマイザーによるワンクリックでのオーバークロックの有効化をサポートする予定です。

 インテルはさらに、DDR5対応の最新版インテル エクストリーム・メモリー・プロファイル(インテル XMP).3.0も発表しました。これにより、書き換え可能なカスタムのプロファイルとメモリー・オーバークロックの柔軟なチューニングなど、追加のプロファイルを利用可能となります。

業界最先端の機能を実現するデスクトップPCプラットフォームの実現

 デスクトップPC向け第12世代インテルCoreプロセッサー・ファミリーには、ユーザーの作業を効率化する業界トップレベルのさまざまな機能が備わっているため、現在だけでなく将来的にも、ゲーミング、コンテンツ制作、趣味と幅広く、他にはない体験を提供できます。

 特に注目すべきプラットフォームの進化は次の通りです。

・最大4,800MT/sのDDR5メモリーに対応する業界初のプロセッサー
・PCIe 5.0接続(最大16レーン)をサポートする業界初のプロセッサー。PCIe 4.0と比較してI/Oスループットが最大2倍。PCIe 5.0ポートに加え、最大4レーンのPCIe 4.0ポートを搭載
・最大30MBのインテル スマート・キャッシュ(L3)と14MBのL2キャッシュによるメモリー容量の拡張、レイテンシー低減
・インテル Killer Wi-Fi 6Eによる高速ワイヤレス接続により、業界をリードするWi-Fi 6E接続と強力なゲーミング・ネットワーク・テクノロジーを組み合わせ、遅延、レイテンシー、パケット損失を最小化
・ディスクリートThunderbolt 4チップによるユニバーサル・ケーブル接続での外付けデバイス拡張

インテル600シリーズ・チップセットの刷新

 第12世代インテルCoreデスクトップ・プロセッサー・ファミリーの発表と同時に、インテル600シリーズ・チップセットも一新され、信頼性とパフォーマンスを向上させる機能が強化されました。チップセットにも新たにPCIe Gen 4.0レーンが追加され合計28レーンとなり、またUSB 3.2 Gen 2×2をサポートし、最大2倍の帯域幅を実現しました。DMI Gen 4.0はチップセットからCPUへのスループットを拡大し、周辺機器とネットワークへの高速アクセスを可能にします。

 またインテルは初めてインテル ボリューム・マネジメント・デバイス(インテル VMD)をPCチップセットに組み込み、RAIDコントローラーやほかのハードウェア・アダプターを追加することなくNVMe ベースのSSDをPCIeバスから直接管理でき、ストレージ制御の簡素化を図りました。

価格と出荷状況

 オーバークロック対応 第12世代インテルCoreデスクトップ・プロセッサー・ファミリーは、システムメーカー、チャネルパートナー、小売販売パートナーから今すぐご予約いただけます。量販出荷は11月4日に開始し、30ヵ国にわたる140以上の企業から、各社のラインナップに最新プロセッサーが搭載され、年内に発売になる予定です。

 インテルでは、第12世代インテルCoreデスクトップ・プロセッサー・ファミリー K シリーズについては、今年の年末までに数十万ユニットの出荷を、2022年3月末までに200万ユニットを超える出荷を見込んでいます。また幅広いデスクトップ向け製品、モバイル製品、企業向け製品へも拡大していき、2022年初めに、第12世代の28モデルのプロセッサーが、OEMパートナーから発売される予定となっています。

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