
コメディーなのに、あまりの既視感に笑えない。それでも笑っちゃったけど。 Netflixから12月24日に配信されるディザスター・コメディー映画『ドント・ルック・アップ(原題: Don't Look Up)』の最新トレイラーが公開されました。
反科学をパロった既視感あふれる悲しきコメディー
「これはリアルじゃない。なんにも起こっちゃいないと言ってくれ」とトレイラーの冒頭から悲壮感漂うセリフを繰り返しているのは、レオナルド・ディカプリオが演じる科学者。2000年代後半から気候変動や環境問題に精力的に取り組んできたレオ様から「This isn't real」という言葉が出てくるのも、気候変動に否定的な人たちを皮肉っているのでしょうか。
テーマは巨大彗星衝突なのに気候変動とダブってしまう
映画では、100%の確率で地球に衝突する巨大彗星を発見してしまうミシガン州立大学の天文学教授をレオ様、大学院生を『ハンガー・ゲーム』などのジェニファー・ローレンスが演じています。その深刻さを伝えるべく向かったホワイトハウスには、大統領(メリル・ストリープ)と首席補佐官を務める大統領の息子(ジョナ・ヒル)が。大統領の身内が補佐官なんて前代未聞…。あ、アメリカは去年までそうだったっけ。 人類絶滅の危機を必死に訴えると、無残にも大統領と補佐官に「静観してから評価しましょう」と言い放たれた2人。それなら情報をリークしてしまえとメディア巡りを始めますが、真剣に受け止めてもらえないどころか、笑い話にされちゃいます。ああ、30年以上前から気候変動の深刻さを訴え続けてきた気候科学者たちにダブって見える…。 そしてトドメは、人類を絶滅させる可能性がある彗星は30兆ドル(3400兆円)相当の物質を含んでいるから破壊できないと言いはじめる政権にレオ様演じる科学者は「そんなのみんな死んでしまったら何の価値もないじゃないか!」とブチ切れます。ああ、経済を理由に脱化石燃料を拒み続ける米政府や産業側とダブって見える…。 米GizmodoのEartherでBrian Kahn氏が指摘しているように、1912年には化石燃料の燃焼と気候変動の関係が報じられていますし、米石油大手のエクソンモービル社の科学者が1982年に行なった研究結果は、2020年前後の二酸化炭素濃度と気温上昇をほぼ言い当てています。なのに、気候変動対策は必要な速さでは進んでいません。 『俺たちニュースキャスター(原題: Anchorman: The Legend of Ron Burgundy)』や『俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-(原題: Step Brothers)』などを手がけたアダム・マッケイ監督によると、この作品はあの『ジョーズ』に出てきた巨大サメの存在を信じようとしない市長からもアイデアを得たようですが、これまでの気候変動に対する反科学的な対応を笑い飛ばすのが狙いだったとのこと。 そういえば、タイトルの『Don't Look Up』って、巨大彗星が落ちてくることからそのまま訳せば「見上げるな」という意味になりますが、「調べるな」ともとれるんですよね。見聞きした情報が本当かどうかをちゃんと調べずに拡散してしまうご時世への皮肉が込められているような気もします。
からの記事と詳細 ( 巨大彗星が落ちてくるのに何もしないなんて!反科学をパロった映画『ドント・ルック・アップ』は最高の気候変動映画になりそう(ギズモード・ジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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