藤岡市藤岡の市民プール「みずとぴあ藤岡」で、熱帯や亜熱帯で栽培されるバナナがすくすくと成長している。温水プールのため、室内温度が25~30度もあり、湿度も加わって南国の環境が再現されているためだ。熟したバナナは冷凍しての販売を予定するほか、苗木の販売も行っている。
プールの指定管理会社「NSP群馬」(高崎市)の社員が自宅で個人的に栽培していたことがきっかけだ。栽培を知った同社が、「年間を通して温かいプールサイドなら育てやすいのでは」と考え、エネルギーの有効活用がSDGs(持続可能な開発目標)につながるとして2020年に2本を植えた。
品種は耐寒性のある「アイスクリームバナナ」。今春には、プールサイドで50~60本が熟した。試食した管理責任者の中沢和則さんは「アイスの香りがほんのりしておいしかった」と話す。
一つの株から実を付けるのは1回のみだが、根元から分かれて育つ別の株にも実を付ける。現在は直径約20~30センチの株に、20センチほどの約100本が青々と実っている。プール利用者も温かく見守り、熟すのを心待ちにしている。
苗木の販売は1株2000円から。屋外ではこもを巻いて越冬させれば2~3年で実がなるという。購入や問い合わせは同プール(0274・22・0977)へ。
からの記事と詳細 ( 市民プールでバナナ栽培 室温活用で南国再現…藤岡 - 読売新聞オンライン )
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