12月7日、鉄道コールドチェーン・コンテナ25基を積載した列車が、ラオスの新鮮なバナナ500トンを積んで同国の首都ビエンチャンを出発し、中国ラオス鉄道を一路北上し、中国の雲南省磨憨鎮の通関地に到着して検疫手続きを終えてから、さらに湖南省の懐化西駅を経由して長沙北駅に到着した。そこから長沙紅星グローバル農産物卸売センターに輸送された後、仕分けされたバナナは中国各地へ向かった。
中国ラオス鉄道が運行を開始してから1年になり、これは初のラオスと中国大陸部の都市を「ポイント・ツー・ポイント」で結ぶ「バナナ列車」であり、また湖南省とラオスが共同で「1路2パーク(中国ラオス鉄道、ラオス・ビエンチャン現代農業パーク、湖南省内の関連産業パーク)」プロジェクトを実施して以来運行された1本目の農産物貨物列車でもある。これにより、中国の中部・西部地域の同鉄道を通じたトロピカルフルーツをはじめとするASEAN諸国の質の高い農産物の輸入が黄金時代に突入したことになる。
同鉄道の開通後、ビエンチャンから中国・ラオス国境までの列車での所要時間が2日間から3時間に短縮され、雲南省昆明市には朝出発すれば夕方に到着するようになった。磨憨駅の輸入果物検疫スポットが稼働し始めたのに伴い、ASEAN諸国から輸入される果物が同鉄道を通じて雲南省に直接輸送されるようになり、以前のようなトラックによる中継輸送の必要がなくなり、輸送の時間とコストが大幅に低下した。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年12月14日
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