絶滅したマンモスやフクロオオカミを遺伝子編集技術で復活させることをもくろんでいるColossal Biosciencesが、絶滅した古代鳥「ドードー」の復活にも取り組むことを明らかにしました。
Scientists Launch Project to 'De-Extinct' the Dodo, Reintroduce to Natural Habitat
https://www.vice.com/en/article/wxnm75/scientists-launch-project-to-de-extinct-the-dodo-reintroduce-to-natural-habitat
‘De-Extinction’ Company Colossal Aims to Bring Back the Dodo
https://gizmodo.com/colossal-bring-back-the-dodo-de-extinction-1850050539
起業家のベン・ラム氏とハーバード大学の遺伝学者ジョージ・チャーチ氏が2021年に設立したColossal Biosciencesが、原産地のモーリシャス島で人間の干渉により急速に絶滅してしまった飛ばない鳥「ドードー」を新たに復活させる計画を発表しました。ドードーはマンモスやフクロオオカミと同様に、ゲノム解析が完了した生物の1つです。
Colossal Biosciencesは、遺伝子編集技術のCRISPRを応用した技術を用いて現存する古代生物のDNAを編集し、近縁種に代理出産をさせることで古代生物を再びこの世に誕生させるという計画を進めています。すでにマンモスとフクロオオカミを復活させる計画を始動しており、メルボルン大学の協力を得たり、投資家たちから1500万ドル(約19億5000万円)の資金を集めたりすることに成功しています。
Colossal Biosciencesは今回ドードーを復活させるにあたり、カリフォルニア大学サンタクルーズ校の進化生物学者であるベス・シャピロ氏の協力を仰いだほか、新たに1億5000万ドル(約195億円)の資金調達にも成功したとのこと。
シャピロ氏は計画への参加に際し「私はいつもドードーに魅了されています。なぜなら、ドードーは人間が種を絶滅に追いやるという悲しい事実を体現しているからです。絶滅とドードーを一緒に考えることで、何が起こっているのか、人々にもう少し関心を持ってもらうきっかけになるかもしれないというのが、私がこのプロジェクトに注目する理由の一つです」と語りました。
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