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Wednesday, November 29, 2023

「まえばしバナナ」味に自信 道の駅で来月2日デビュー 国内栽培で希少品種アピール:東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞

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バナナの出来栄えを確かめる小淵賢紀さん(右)と星野圭佑駅長

バナナの出来栄えを確かめる小淵賢紀さん(右)と星野圭佑駅長

 前橋市の「道の駅まえばし赤城」で栽培するバナナが、12月2日に販売開始となる。一般的な流通品の1・5倍の糖度で濃厚な味わいの高級品種「グロスミッシェル」を、「まえばしバナナ」の名で売り出し、地域の新たな特産品に向けて第一歩を踏み出す。(羽物一隆)

 グロスミッシェルは、1950年代まで世界的な主流で、日本でも戦後に輸入が再開され、バナナが高級品だった時代の主要品種だった。60年代に木を枯らす病気が流行して一気に縮小し、現在の主流になる「キャベンディッシュ」に取って代わられた。

 道の駅では、ハウス8棟(計約1800平方メートル)で約300本を栽培する。初日に販売するのは、上から3~5段目に実ったバナナで、緑色のまま収穫したものを熟成庫で追熟して販売する。価格は1本500~600円の見込み。12月10日前後には、1、2段目のバナナを樹上で完熟させたプレミアム品として1本1200円以上で売り出す予定だ。

バナナの実る様子はハウス外側から見学できる=いずれも前橋市の道の駅まえばし赤城で

バナナの実る様子はハウス外側から見学できる=いずれも前橋市の道の駅まえばし赤城で

 バナナは日本人が最もよく食べるフルーツでありながら、99%を輸入に頼る。国内栽培でストーリー性のある希少な品種であることをアピールし、付加価値の高い商品となることを期待する。

 道の駅の星野圭佑駅長は「このバナナのおいしさを、まず知ってほしい」と味に絶対の自信をみせる。「道の駅にスイーツを扱う店舗もあり、将来的にはジュースやクレープなどでも提供したい」と先の展開も見据えている。

 栽培に関しては、晴天が多く日照時間が長いことが利点となった。今年2月に苗を植えた後、順調に生育し、予定より数カ月早く販売開始となった。

 今回のバナナ販売は来年3月までで一巡し、次回は6~7月ごろに始まる見込み。栽培の調整が進めば、2~3年で通年販売が可能になるという。

 栽培を担当するFARMLAB(ファームラボ、渋川市)の小淵賢紀さんは「栽培を通じて、データの蓄積を進めている。収入増につながる産品として、多くの農家に広めていきたい」と意欲を見せる。

 販売開始の2日には、デビューイベントとしてクイズラリーを行うほか、顔はめパネルを設置する。問い合わせは道の駅まえばし赤城=電027(233)0070=へ。

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