湖西市利木で耕作放棄地を活用してバナナの有機栽培に取り組む篠原建設(浜松市西区)の榊原夏雄社長が13日、湖西市役所を訪れ、影山剛士市長にバナナの収穫と販売の開始を報告した。「HAMANAKO(浜名湖)りきバナナ」と名付け、同地区で運営する「r cafe(アール・カフェ)」で10日から販売を開始した。
同社の農園整備は昨年5月ごろに始まり、今年10月に初の収穫作業を開始した。バナナは未熟な状態で収穫した後、低温貯蔵庫で熟成させて販売する。甘みや香りが強いのが特徴で、輸入品に比べて薄い皮に茶色い斑点が出るのが食べ頃の合図。大量出荷はできないが、最初に植えた株は2~3カ月ほど継続的に収穫できる見込みという。10日からカフェで50本を販売したところ、既に完売した。カフェで提供するジェラートなどのスイーツもこのバナナを利用している。
同社ではバナナ栽培を通じ、地元の高校生と連携した新商品開発や若者の居場所支援などにも取り組んでいる。榊原社長は「地域振興と社会貢献を両立させた事業を何とか成功させたい」と意気込んだ。
浜名湖りきバナナの価格は1本あたりSサイズ600円、Mサイズ800円、Lサイズ千円(いずれも税抜き)。販売予定はカフェのインスタグラムなどで告知している。
(湖西支局・杉崎素子)
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