Apple SiliconことM1チップを搭載したMacbook Air / Macbook Proが発売されました。となれば、注目の新製品が出るといち早く掻っ捌かないと気が済まないIT解体修理屋 iFixit の出番なのはガジェット好きなら予測済みでしょう。
まずはMacbook Air。M1チップ搭載のMacbook Airで最も反響があったのは、ファンレスになったというところでした。全集中で作業に没頭したい人にとって、コンピューターの負荷が上がってファンが回り出したときの騒音は実際よりも大きく聞こえるものですが、ファンレス設計ならばそんなこともなくなります。
M1搭載Macbook Airはファンをなくし、基板の端からのびるアルミニウム製のヒートスプレッダーにそれを置き換えています。インテルチップ搭載のMacbook Airはその発熱への対応のために性能を低く抑えているとも指摘されていましたが、M1搭載Macbook Airはそのような心配もなさそうです。とはいえ、ファンがないところ以外に関しては、インテル製のMacbook Airと基本的なレイアウトなどに変更はなさそうです。
一方、Macbook Proのほうは冷却ファンが引き続き搭載され、内部設計的には大きな変更はない模様でした。
M1チップへの移行は、Secure Enclave技術の内蔵化を実現しT2セキュリティチップをなくしました。iFixitは、ほかにも、M1チップに含まれるようになったメモリーがSK hynix製のLPDDR4Xであることを指摘しています。
しかし、MacBookシリーズの設計が世代を経るごとに分解修理しにくくなるのはiFixitにとってはつまらないところかもしれません。iFixitはこの点について「表面的な変化のように見えるかもしれないが、実際には何年にもわたる膨大な作業の積み重ね」によって作り上げられたものだと説明。かつてはユーザーでもストレージやメモリー、バッテリーの交換が可能だったMacbookが「近い将来、アップルのネットワークの外で修理するのは困難になるだろう」と少々残念そうに述べています。
We popped open the newest M1-powered MacBooks—Air, and Pro—and they’ve rewarded our curiosity in the most unintuitive way possible: https://t.co/p5H1RDGkYB pic.twitter.com/20QIFHGQql
— iFixit (@iFixit) November 19, 2020
source:iFixit
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