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Wednesday, June 2, 2021

いつか見たCMが現実に…凍らせなくても釘が打てるバナナが話題 そんなのあるんだ「メタルバナナ国内トップシェア」|まいどなニュース - 神戸新聞社

amparipisang.blogspot.com

「凍らせなくても釘が打てる…携帯用にピッタリサイズ…メタルバナナの国内トップシェア…」

謎のキャッチコピーをまとったバナナ型の商品がSNS上で大きな注目を集めている。その商品の名は「バナナハンマーDX」

メタリックな輝きを放つ原寸大のリアルなバナナ…ありそうで無かったこの奇想天外な商品にSNSユーザー達からは

「経験値2万くらいありそうww」
「ハンマーにするか、ダンベルにするか、御神体にするか」
「メタルバナナはおやつにはいりますか!?」

など数々のコメントが寄せられている。

バナナハンマーDXは果たしてどのような経緯で誕生したのだろうか?製造元の株式会社キャステム代表、戸田有紀さん(@ikuyadot)にお話をうかがってみた。

中将タカノリ(以下「中将」):バナナハンマーDX誕生の経緯をお聞かせください。

戸田:弊社は普段、ロストワックス精密鋳造で金属部品を製造販売しています。ロストワックス鋳造(ロストワックスちゅうぞう、英語:lost-wax casting)とは、ロウ(ワックス)を利用した鋳造方法の一種です。 ロウで原型を作り、周りを鋳物砂や石膏で覆い固め、加熱により中のロウを溶かし出して除去することによってできた空洞に溶かした金属を流し込むと原型と同じ形をした鋳物が出来上がります。

このロストワックス鋳造ではワックスを使いますが、焼失鋳造と言う方法では燃えるものであれば、なんでも原型にすることが出来ます。これまで50年積み重ねた知識やノウハウで新しい取り組みをやってみようと、この焼失鋳造という方法を使い身近にある野菜や果物を次々に金属化していきました。身近にあるモノを金属という質感に置き換えることで、そのモノの意味や価値を変え、その結果100円の果物を10000円以上で売る事ができました。最初 会社のメンバーも売れたことに驚きでしたが、やはりそのモノの金属オブジェというだけでは作品性が高く、もっと商品として沢山の方々に届けるにはどうしたら良いのだろうと悩んでいたところ、バナナを凍らせて釘を叩く映像を思い出しました。

「そうだ!ただのバナナオブジェではなく、バナナハンマーとして工具の用途として販売すればいいのではないか?!」

そこからは新たにハンマーとするためのバナナを選び、型作り、量産の工程を踏み、安定の品質で金属化していきました。そして、そのメタルバナナを使い、あのCMをオマージュしたプロモーションビデオを作成し、話題にして頂ける材料を作りました。満を辞してプレスリリースを出した時はどれだけ反響があるだろうかと不安なところもありましたが、報道の方々にもこのバナナハンマーのネタ性が伝わり、多くのメディアに取り上げて頂くことが出来ました。

アウトドアブームが到来している昨今に、日曜大工やDIY、アウトドアでのペグ打ちなどでご使用頂きたいのと、この暗い状況のコロナ禍において、このメタルバナナでふっと明るくなって頂けたらと思います。

中将:「メタルバナナ」とだけ聞くと奇抜に感じますが、独自性のある商品を高いクオリティーで作り、より興味を持ってもらえるようにPRされていて商品開発の王道を踏襲しているように感じました。バナナハンマーDXを開発する上でこだわられたこと、ご苦労されたことなどお聞かせください。

戸田:まずは原型選びです。たくさんのバナナの中から金属化する1本を選ぶことが大変苦労しました。サイズ、形状、肌感など検討し、これぞ金属化する一本だというものを選びました。

ある程度、絞り込んだ最後は直感です。選んだ後は弊社の強みであるロストワックス精密鋳造でしっかり細部まで仕上げております。

中将:これまでの反響へのご感想をお聞かせください。

戸田:今回のTwitterの投稿では「メタルバナナの国内トップシェア」ということが沢山の方々の心に刺さり、反響が大きくなるにつれてECでの販売数も伸びました。国内に限らず、海外のメディアでも報道され、「どこで購入できるんだ?」という質問が多くあったので、現在海外への販売体制を準備しております。今後、メタルバナナの世界トップシェアを狙っていきたいと考えております。

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【株式会社キャステム関連情報】
▽公式通販サイト「IRON FACTORY EC」
https://www.ironfactory-castem.com/
▽「meta mate 誠品生活日本橋」
https://www.metamate.co.jp/

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株式会社キャステムでは「人から人へ、あたたかい想いを届ける」というコンセプトの金属ギフトショップ「meta mate 誠品生活日本橋」を東京日本橋で運営している。現在は緊急事態宣言のため休業中とのことだが、バナナハンマーDXを実際に手に取って見てみたい方はぜひ足を運んでみていただきたい。

また同社では今回ご紹介したバナナハンマーDXに限らずさまざまな面白雑貨を開発、販売している。最近はキン肉マンやポケットモンスターなど人気キャラクターのグッズ開発も手掛けているということなので、ご興味のある方はぜひ一度公式通販サイトをチェックしていただきたい。

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