2021年09月17日12時57分
【パリAFP=時事】ラグビーフランスリーグ・プロD2(2部)のプロバンスに所属するルドビク・ラドサブリェビッチが16日、カメルーン人選手への人種差別行為で26週間の出場停止処分を科された。(写真はルドビク・ラドサブリェビッチ)
現在32歳のラドサブリェビッチは、USONヌベールのウインガーでカメルーン出身のクリスティアン・アンバディアングに人種差別発言をしたと認定され、2022年4月25日までプレーできないことになった。
22歳のアンバディアングは、プロバンスの本拠地で行われた3日の試合で「バナナ・イーター」という言葉を浴びせられたと主張。トップ14のクレルモン・オーヴェルニュやカストルで、SHとして計12年間プレーした実績を持つラドサブリェビッチは、この人種差別用語の使用を謝罪した。
南アフリカの育成アカデミー、ウエスタン・プロバンスからプロD2に加入して2年目を迎えるアンバディアングに対しては、ラグビー界から支援の声が寄せられている。
仏ラグビーリーグを運営するLNRは、今回の差別行為の「特別な悪質性」を考慮した上で、懲罰委員会が「処罰できる最長の52週間から、処分期間を検討することにした」と発表。ラドサブリェビッチが「告発内容は事実であり、自身の罪を認識していることや、これまで懲罰の経歴はなく、聞き取りの前に後悔の念を表していたこと」から、処分期間は26週間に短縮された。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕
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