9月24日に発売を控えている「iPhone 13」シリーズは、Appleに加え、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの4キャリアが取り扱う。ここで気になるのが「SIMロック」の有無。SIMロックがかかっていると、他キャリアのSIMに差し替えて通信することができず、ユーザー側でSIMロックを解除する必要がある。
総務省が制定した「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」では、2021年10月1日以降に発売する端末は、原則としてSIMロックは禁止されるが、iPhone 13シリーズの発売日は、ガイドライン改定直前の9月24日。ルール上は、SIMロックをかけて販売しても問題ない。
Appleが自ら扱うモデルはSIMロックはかかっていないが、キャリアが扱うモデルはどうか。結論から言うと、ドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルいずれも、iPhone 13シリーズにSIMロックをかけておらず、ユーザー側でSIMロックを解除する必要はない。
ドコモは2021年8月27日以降に扱うモデルについては、SIMロックをかけずに販売するルールに変更している。
KDDIも、iPhone 12以前のモデルやAndroidスマートフォンはSIMロックをかけて販売していたが、2021年8月に発売した「Redmi Note 10 JE」はSIMロックなしで販売している。iPhone 13シリーズも、ガイドラインに先んじてSIMロックなしで販売する。
ソフトバンクは、2021年6月〜7月に発売した「AQUOS R6」や「Leitz Phone 1」などの一部機種は、既にSIMロックなしで販売しており、iPhone 13シリーズも同様の仕様としている。
楽天モバイルは、サービス開始当初からSIMロックをかけずにスマートフォンを販売しており、iPhone 13シリーズも同様の仕様としている。
これまで、同じ端末でもキャリアによってSIMロックの有無やルールが微妙に異なっており、一定期間たたないと解除できない場合もあった。しかしiPhone 13は、どのキャリアから購入してもSIMロックはかけられておらず、購入してすぐ他社のSIMで通信できる。しかもiPhoneはキャリアを問わず対応バンドが共通しており、国内キャリアのバンドを広くカバーしている。加えてeSIMにも対応しており、さらにiPhone 13からはデュアルeSIMとなっているので、より幅広い通信キャリアのSIMを使いやすくなった。
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