左利きの人も注目。
普段はノートPCのトラックパッドを使用しているので、たまにマウスを使うと「あれ、違うなぁ!」と実感します。長文ドキュメントのスクロールもスイスイできるほか、特にワイヤレスマウスを使うとデスク周りがかなりスッキリした状態になるのでおすすめです。
そこで今回は、手頃なワイヤレスマウスを紹介していきます。Wirecutterが厳選した結果がこちら。
どんな手の大きさでも快適に使いやすいワイヤレスマウス。6種類のプログラム可能なボタン、バッテリー寿命の長さが強み。
接続方式:Bluetooth、ワイヤレスUSBドングル
「ロジクール M720 Triathlon」は最大3台のデバイスにBluetoothで接続でき、サクッと切り替えられるワイヤレスマウス。付属のUSBドングルも使用可能。6種類のボタンやマウスの動作スピードは、ロジクール Optionsソフトウェアを使用してカスタマイズできるようになっています。メーカーによると、単三電池1つ使用で最長で2年持続するとのこと。注意点は、右利きのユーザー向けであること、そしてガラスや鏡の上では動作しないこと。
ワイヤレスマウスおすすめ(同率)2位:より小型な「ロジクール M585 Multi-Device」
1位と同じくバッテリー寿命の長さ、カスタマイズ可能なボタンが強みのワイヤレスマウス。こちらはより小型で、ボタンの数が少なめ。
接続方式:Bluetooth、ワイヤレスUSBドングル
「M585」と同じですが、左右ボタンのクリック音が静かなのが特徴。
接続方式:Bluetooth、ワイヤレスUSBドングル
1位「Triathlon」の次におすすめできるのは、「ロジクール M585 Multi-Device」とより静音の「ロジクール M590 Multi-Device Silent」。いずれも1位と比べてより小さめでボタンの数が1つ減りますが、使用者からは快適という感想が寄せられています。USBドングル、Bluetoothで最大2台のデバイスに接続できます。バッテリー寿命はメーカーいわく最長で2年。5種類のボタンは、ロジクール Optionsソフトウェアを使用してカスタマイズできるようになっています。注意点は、右利きのユーザー向けであること、そしてガラスや鏡の上では動作しないこと。
ワイヤレスマウスおすすめ(同率)3位:ちょっと高くても良いものを使いたい人は「ロジクール MX Master 3」
サイズは大きめ、デザインは人間工学的で快適。親指部分にもスクロールがあるのが特徴。1位のワイヤレスマウスよりも価格は高め。
接続方式:Bluetooth、ワイヤレスUSBドングル
ワイヤレスマウスおすすめ(同率)3位:ちょっと高くても良いものMac版「ロジクール MX Master 3 for Mac」
MacBook用のワイヤレスマウス。USBでなくBluetooth接続式。
接続方式:Bluetoothのみ
少しお金をかけてでも良いマウスが欲しいという人には、「ロジクール MX Master 3」がおすすめ。どんな大きさの手でも使いやすく快適ですが、特に手が大きめな人と相性が良さそうです。親指部分にもスクロールがあるのが特徴。5種類のボタンは、ロジクール Optionsソフトウェアを使用してカスタマイズできるようになっています。付属のUSBドングル、Bluetoothで最大3台のデバイスに接続できます。MacBook専用の「MX Master 3 for Mac」はUSBドングルの付属なし。充電可能バッテリーで、1度の充電で約2カ月持続します。他のワイヤレスマウスとは違い、ガラスや鏡の上でも動作します。
利き手関係なく使えるワイヤレスマウス。小さめで快適。ボタンの数は少なめ。Bluetooth接続式。
接続方式:Bluetoothのみ
もっと小型なワイヤレスマウスを探している人や、左利きの人にもおすすめできるのが「Microsoft Bluetooth Mobile Mouse 3600」。左右対照的なデザインで、どちらの手でも使えるようになっています。使用者からはグリップ、形状、ボタン、スクロールのいずれも好評。他のワイヤレスマウスと比べると小型でボタンの数が少なく、(ワイヤレスUSBドングルの付属なしで)Bluetooth経由でのみ接続が可能。
「ロジクール M720 Triathlon」は、どんな手の大きさでも快適に使えるワイヤレスマウス。最大3台のデバイスにBluetoothで接続できて、サクッと切り替えられます。付属のUSBドングルも使用可能。6種類のボタンやマウスの動作スピードは、ロジクール Optionsソフトウェアを使用してカスタマイズできるようになっています。メーカーによると、単三電池1つ使用で2年持続するとのこと。
「M720 Triathlon」は、Wirecutterで2016年以降ずっとおすすめ1位として紹介しているワイヤレスマウスです。長さおよそ11cm、幅およそ7cmでどんな手の大きさの人にとっても快適。丸みある形状がうまく手のひらにフィットします。表面は握りやすいマットなプラスチック素材で手汗をかきづらいのもポイント。
左右クリックはしっかり反応がよく、サイドボタンは指が届きやすくなっています。ボトム部分にあるアプリスイッチ用のボタンは少し柔らかめです。
Bluetooth経由で最大3台のデバイスに接続できます。さらにボタンを押すだけでBluetoothデバイスの切り替えができるようになっています。
BluetoothとUSBドングルの両方を使い分けると「Logitech M720 Triathlon」はあらゆるデバイスで利用できます。USBドングルに関しては、使わないあいだは底面にしまっておくことが可能です。
Optionsソフトウェアではバッテリー残量を確認したり、スクロールのスピードなどの細やかな設定も調整したりすることが可能です。こうしたソフトウェアは、他社のワイヤレスマウスでは(「AmazonBasics」「VicTsing」など)ないケースがあるので注意。カスタマイズが不要の場合にはソフトウェアを使用する必要はありません。
「M720 Triathlon」はロジクール Flowソフトウェアにも対応していて、例えばMacとWindows間でもコピー&ペーストしたり、同じネットワーク上にある複数のコンピューター間でカーソルを移動させたりすることができます。保証期間は2年間です。
ワイヤレスマウスおすすめ(同率)2位:より小型な「ロジクール M585 Multi-Device」
1位「Triathlon」の次におすすめできるのは「M585 Multi-Device」と、より静音の「M590 Multi-Device Silent」。いずれも1位と比べて小さめでボタンの数が1つ減りますが、使用者からは快適という感想が寄せられています。USBドングル、Bluetoothで最大2台のデバイスに接続できます。バッテリー寿命はメーカーいわく最長2年。5種類のボタンは、ロジクール Optionsソフトウェアを使用してカスタマイズできるようになっています。注意点は、右利きのユーザー向けであること、そしてガラスや鏡の上では動作しないこと。
長さおよそ10cm、幅およそ6cmで(1位の「Triathlon」と同様)どんな手の大きさの人にとっても快適。丸みある形状がうまく手のひらにフィットするようになっています。左右サイドが握りやすいマットなプラスチック素材で手汗がかきづらくベタつきにくいのもポイント。
ボタンは指が届きやすく快適に押せます。スクロールは若干安っぽさがあって、1位の「Triathlon」のホイールでは調整できたスクロール動作のスムーズさを切り替えられません。とはいえネットの閲覧や膨大な文書のスクロールには十分そうです。
メーカーいわく、バッテリー寿命は約2年。半年使用していて、今のところ単三電池を交換する必要はありません(単三電池式の他ワイヤレスマウスはロジクールの製品であっても、半年〜1年半の電池寿命である傾向があります)。
1位の「Triathlon」と同様に「M585」はロジクール Options、Flowソフトウェア対応で複数のデバイス間でコピー & ペーストが可能です。
センサーに関しては(ガラスや鏡の上で動作しないことを除けば)問題なし。「M585」の保証期間は2年です。
ワイヤレスマウスおすすめ(同率)3位:ちょっと高くても良いものを使いたい人は「ロジクール M590 Multi-Device Silent」
少しお金をかけてでも良いマウスが欲しいという人には、「MX Master 3」がおすすめ。曲線的なデザインやサムレストによって、どんな大きさの手でも使いやすく快適。特に手が大きい人と相性が良さそうです。親指部分にもスクロールがあるのが特徴的。5種類のボタンは、ロジクールOptionsソフトウェアを使用してカスタマイズできるようになっています。付属のUSBドングル、Bluetoothで最大3台のデバイスに接続できます。MacBook専用の「Logitech MX Master 3 for Mac」はUSBドングルの付属なし。1度の充電で約2カ月持続する充電可能バッテリーがあります。他のワイヤレスマウスとは違い、ガラスや鏡の上でも動作します。
使用者からはサイズ、形状、ソフトタッチなコーティングなど一貫して好評でした。長さおよそ12cm、幅およそ8cm、高さ2cmで平均的な手の大きさの人にとっては多少大きいように感じるかもしれません。
左右のクリックボタンに加えて、6種類のプログラミング可能なボタン(サイドにある2つ目のスクロールホイール、その下にある2つのボタンを含む)があります。親指部分でもスクロールできるようになっているのは(旧バージョンの「MX Master」を除けば)このマウスだけです。
デフォルト設定では、サイドのスクロールホイールが横向きに動くようになっていてグラフィックデザイン、大きめなスプレッドシートや動画編集に最適。さらに個人的には、ブラウザのタブ間を移動するのに超便利なことを発見してしまいました。
親指部分のスクロールホイールは、旧バージョンよりも高くなり、ほかのボタンにも指が届きやすくなっています。旧バージョンに慣れていた身としては、このボタン配置に慣れるのに1週間ほどかかりました。
スクロールの動きのスムーズさは、どれだけ早くスクロールするかにより自動で調整されるようになっています(手動でも設定可能)。これは、長い文書を読む際に重宝する機能だといえます。
ボトム部分にあるアプリスイッチ用のボタンが少し柔らかいのは1位の「Triathlon」と同様で、ちょっと押しづらく感じます。
スタンダードな「MX Master 3」では2.4 GHzワイヤレスUnifyingレシーバー付属です。Bluetooth経由だと最大3台のデバイスに接続できます。USBドングルのないMac版では使用できず、Bluetooth接続のみです。
1位の「Triathlon」と比べてバッテリー充電は短く、メーカーいわく「MX Master 3」は1度の充電で最大70日間持続とのこと。付属のUSB-Cケーブルを使用すると、充電しながら作業することが可能です。ただ、バッテリーは内臓式で交換できないため、長らく使っているうちにバッテリーが劣化した際には新しいものに買い換える必要があります。
ソフトウェアはロジクール Options、Flow対応。Logitech Darkfield(PDF)センサーのおかげで、1位「Triathlon」、2位「M585」では苦手としていたガラスや鏡の上でも使用できます。ハードウェア保証期間は2年です。
もっと小型なワイヤレスマウスを探している人や、左利きの人にもおすすめできるのが「Microsoft Bluetooth Mobile Mouse 3600」。左右対照的なデザインで利き手に関係なく使えるようになっています。使用者からはグリップ、形状、ボタン、スクロールのいずれも好評。他のワイヤレスマウスと比べると小型でボタンの数が少なく、(ワイヤレスUSBドングルの付属なしで)Bluetooth経由でのみ接続が可能。
他のワイヤレスマウスが右利きの人向きだったのに対し、こちらは左利きの人にも使用しやすいのがポイントですが、右利きの人にとっては多少使いづらく感じることもあるかもしれません。
長さおよそ11cm、幅およそ7cm、高さ4cmで上位に紹介したマウスと比べると最も小さめサイズ。手が中くらい〜大きめな人にとっては少し小さいように感じるかもしれませんが、そうでなければ使用者からは快適な使い心地と好評でした。表面はソフトタッチなプラスチック素材でできていて、握りやすいです。
「Mobile Mouse 3600」のボタン数は、上位に紹介したマウスと比べると少なめですが、通常3つしかないのと比べたら多めの5つ。左クリック、右クリック、スクロールホイールの左、右、下とあり、特にスクロールホイールはしっかり操作しやすい左右のチルト機能があって今回テストしたなかでもトップレベルに優れています。ちなみにこの左右のチルト機能は横方向のスクロールのみ。
Bluetooth経由で接続できるデバイスは最大1台。USBワイヤレスドングルはありません。メーカーによれば、付属の単3電池で最大約1年持続。購入前に、使用予定のOSが「Mobile Mouse 3600」と対応しているかどうか確認することをおすすめします。マイクロソフトによるとWindows 7、macOS 10.9とそれ以前のもの、Android 4.4とそれ以前のもの、iOSでは動作しないとのこと。Windows専用「Microsoft Mouse and Keyboard Center」ソフトウェアを使用すると、スクロール感度を調整したりその他細かい設定を変更したりすることができます。Macではシステム環境設定から、トラッキングやスクロール、ダブルクリックのスピードを調整したりできます。
「Mobile Mouse 3600」はガラスや鏡の上を除けばどんな表面上でも動作します。保証期間は3年。
故障かなと思ったら
想像より早くマウスが使えなくなったという場合には、ボタン下にあるスイッチの機械的な故障が考えられます。スイッチ内部の接合部が劣化すると、クリックがダブルクリックと認識されるなどの不具合が発生することがあります。湿度やクリックの強さなど要因はさまざまで、通常使用でも起きることがあります。特に速く、強くクリックすることの多いゲーミングマウスで発生する傾向が高いですが、ワイヤレスマウスは一般的にバッテリーの寿命を保護するために電圧が低く、こうしたスイッチの不具合が生じやすいと、あるゲーミングマウスのプロダクトデザイナーは話していました。特定のブランドに限らず起きるもので、各社はこうした問題を保証対象としているようなので、使用中のマウスに何かあったらメーカーに連絡を取ってみることをおすすめします。
その他ワイヤレスマウスおすすめ(ランク外)
Wirecutterが長年おすすめしてきた「ロジクール Marathon Mouse M705」は変わらず優秀ですが、USBドングル接続のみであることが弱点。特に最近のパソコンのなかにはUSB-Aポート対応しているものが少ないことから、Bluetooth経由でも接続できる1位の「Triathlon」の方がおそらく多くの人にとって便利です。「Marathon」は動作がスムーズで快適。バッテリー寿命も数年と長め。3年の保証付き。Bluetooth接続が不要な人にはおすすめのマウスです。
格安ワイヤレスゲーミングマウスとしておすすめな「Razer Basilisk X HyperSpeed」は使っていて快適で、ゲーミング用に設計されたセンサー、カスタマイズ可能なスクロールホイールが揃い、BluetoothとUSBドングルの両方で接続できます。ゲーミング用としては最適ですが、通常のワイヤレスマウスと比べると価格が高めです。
「Microsoft Surface Precision Mouse」は快適さは抜群ながら、接続に問題ありとのレビューあり。また、価格が高めです。
「HP 930 Creator Wireless Mouse」は、3位の「MX Master 3」よりも快適さは得られず。また親指部分のスクロールホイールがなし。メインのスクロールホイールは若干安っぽく感じられます。親指部分のボタンが直感的に使いづらく、左右クリックボタンを押すのも思ったより力が必要な印象があります。
「Microsoft Bluetooth Ergonomic Mouse」は快適ですが、上位に紹介したマウスと比べると安っぽく感じるところがあります。
ちょっと変わった見た目の「Microsoft Sculpt Ergonomic Mouse」は想像以上に快適で、スクロールホイールも優秀ですが、形状的に握りづらく、ボタンの柔らかさや表面の素材もあまり好評ではありませんでした。手の小さな人からは「大きすぎる」、手の大きな人からは「小さすぎる」という声も。
「Dell Premier Rechargeable Wireless Mouse (MS7421W)」はやや高価なのに安っぽさが感じられるほか、妙に甲高いクリック音が気になるという意見も。
「HP Wireless Mouse 220」はBluetooth接続ができないという弱点から、同じくUSBドングルのみの「Logitech Marathon Mouse M705」の方が使っていて快適で、親指部分のボタンも便利です。
表示価格は執筆現在のものです。変更の可能性がありますので、販売ページをご確認ください。 ©2021 WIRECUTTER, INC. A NEW YORK TIMES COMPANY.
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