「バナナのたたき売り」発祥の地である福岡県の門司港(門司区)のレトロ地区に2日、バナナのオブジェで装飾した黄色い郵便ポストがお目見えした。ユニークなフォトスポットとして、新型コロナウイルス禍で落ち込んだ観光客の回復や地域活性化への期待がかかる。
たたき売りを含む関門海峡両岸の文化財は、文化庁の「日本遺産」に認定されて今年で5周年となる。これに合わせて、区が門司郵便局に打診し、赤色ポストを塗り替えた。
開設のセレモニーで、岩田光正区長は「たたき売りを後世に伝えるシンボルとなり、観光客や市民にも愛されれば」とあいさつ。区内の古城保育園の年長児21人が家族宛てのはがきを投函(とうかん)した。口上を伝える保存会によるたたき売り実演もあった。
門司郵便局によると、九州には黄色いポストが他に7カ所あり、幸せの黄色いポストなどとしてSNSなどで取り上げられている。オブジェ付きは今回が初めて。
バナナのたたき売りは、明治期に台湾からのバナナが門司港で大量に荷揚げされ、露店で売られるようになったのが始まりとされる。【青木絵美】
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