同園によると、サガリランは常緑樹林内の岸壁や木の上で成育する。木から垂れ下がる様子から名付けられた。国内では奄美大島の一部にわずかな株が生き残り、環境省の絶滅危惧ⅠA類(ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)に指定されている。
同園は2008年に現地で採取された種を使い、温湿度や光の条件を変えながら、無菌のガラス容器内で発芽させた。温室に出すと育たず、容器内で栽培を続け、ようやく開花に至った。
花は直径1センチほどで淡い黄色。2輪が開花した。15日ごろまで咲くとみられ、一般公開している。
多様性解析・保全グループの遊川知久グループ長は「自生地以外で確実に開花させる方法が確立した。絶滅から救う一歩になった」と話した。
からの記事と詳細 ( 奄美大島の絶滅危惧種、サガリラン開花 茨城・筑波実験植物園、容器で挑戦14年 - 茨城新聞クロスアイ )
https://ift.tt/OkNcCjt
No comments:
Post a Comment