新潟県佐渡市に固有に生息する絶滅の危険性が高いとされる「サドガエル」を別の生息地に移動させる「引っ越し」作業が地元の小中学生が参加して18日行われました。
サドガエルは佐渡の固有種として認定されているカエルで、絶滅の恐れがある野生生物をまとめた環境省の「レッドリスト」に指定されています。
生息地の一部を含むおよそ5ヘクタールの農地でほ場整備が行われることになったため、別の生息地に移動させる「引っ越し」作業が地元の小中学生など150人ほどが参加して行われました。
子どもたちはサドガエルが潜んでいそうな場所を探して見つけると「いた」とか「捕まえた」などと声を上げながら捕まえていました。
18日は91匹が捕獲され、一部は性別や大きさのチェックを行ったあと別の生息地に放されました。
参加した5年生の男子児童は「サドガエルを見つけるのは難しかったです。アマガエルと違って体がゴツゴツしていて黄色く珍しかったです」と話していました。
新潟県佐渡地域振興局農地整備課の二村健一課長は「サドガエルが新しい場所で冬眠し、生き残ってくれると思っています。工事終了後は田んぼにビオトープなどを整備し元に戻したいと思っています」と話していました。
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