農業の未来を変える バナナの難病であるパナマ病に強力な土壌改良剤「ヤマゲン」が市場へ参入を予定
2024年7月1日、株式会社創建エース(東京証券取引所スタンダード上場、証券コード1757)は、バナナ産業における最大の脅威であるパナマ病に効く革新的な土壌改良剤「ヤマゲン」のテスト販売を行います。この新しい土壌改良剤は、バナナの栽培において致命的な被害をもたらすフザリウム菌に対抗するために開発されました。これにより、世界中のバナナ農家にとって長年の課題であったパナマ病対策に新たな光が差し込むこととなります。
パナマ病はバナナの栽培に壊滅的な影響を与える植物病害であり、特に1950年代にパナマを中心に広がったことからその名が付けられました。この病気の原因であるフザリウム菌は、バナナの根から侵入し、導管を侵すことで水分や栄養分の吸収を妨げ、最終的にバナナを枯死させます。さらに、1990年代に登場した新系統(TR4、トロピカル・レース4)は、従来の耐病性を持つキャベンディッシュ種バナナにも影響を及ぼし、農業界に再び大きな脅威をもたらしました。
フィリピン実地調査の結果について
当社は、パナマ病(TR4)撲滅のための土壌改良剤「有機ヤマゲンバイオ液」の開発に取り組んでおり、2023年11月21日から2024年5月15日までフィリピンのダバオ地区にて実地調査を行いました。この調査では、新パナマ病、モコ病、シガトカ病に侵された農場において土壌改良剤の散布実験を実施しました。その結果、「有機ヤマゲンバイオ液」を使用したバナナの植物病害抑制効果が確認されました。
複数の現地協力園場で実地調査を行いました。
●写真は協力園場の1つである、【ALMUZAFAR AGRIVENTURE INC.[HP: https://amavifruity.ph]】のスタッフと弊社の記念写真
パナマ病の脅威と対策
パナマ病は、フザリウム菌(カビの一種)が引き起こす植物病害で、バナナの根から侵入し、導管を侵して水や栄養分の吸収を妨げることで、バナナを枯死させます。この病気は1950年代にパナマを中心に広まり、「パナマ病」として恐れられました。1990年代には、キャベンディッシュ種バナナにも影響を与える新系統(TR4、トロピカル・レース4)が出現し、「新パナマ病」として広範囲に拡散しています。
新しい土壌改良剤「ヤマゲン」の登場
ヤマゲンの新しい土壌改良剤は、フザリウム菌に対する耐性を持つ特殊な成分を含んでおり、感染リスクを劇的に低減します。この製品は、数年にわたる研究と実地テストの結果、パナマ病に対する高い効果が確認されています。これらの実証実験は、信頼性の高い手法と厳密な条件下で行われ、その効果が科学的に証明されています。
効果と持続可能な農業への貢献
土壌改良剤「ヤマゲン」は、バナナ農家にとって希望の光と言っても過言ではありません。
従来のキャベンディッシュ種バナナが壊滅的な被害を受けた圃場でも、この土壌改良剤を使用することで、バナナの健康な成長が期待できます。また、この製品は環境に優しく、持続可能な農業の実現に貢献します。
パナマ病に対するヤマゲンの効果の可能性
本プロジェクトに賛同いただいている国立愛媛大学名誉教授の山岡直人氏による研究では、ヤマゲンは乳酸菌、酵母菌、納豆菌の混合物を培養・発酵させた微生物混合溶液資材であり、作物の収量増加や植物病害抑制効果が確認されています。ヤマゲン処理によって土壌微生物が活性化され、パナマ病菌の繁殖を抑制する効果が実証されました。
将来の展望
ヤマゲンは、今後もパナマ病に対するさらなる研究と改良を続け、バナナ農業の未来を支えるための革新的な解決策を提供していくことを目指しています。
この新しい土壌改良剤「ヤマゲン」は、バナナ農家にとって不可欠なものとなり、パナマ病の脅威から守るだけでなく、持続可能な農業の実現にも寄与することでしょう。
引き続き、更なる製品改良に努めて多くの使用者に満足いただける製品を目指します。
引き続き行われる実証実験並びに販路拡大については、以下の窓口にて随時お問い合わせをお待ちしております。
お問い合わせ先
株式会社創建エース
新商品開発室 宮辺崇之
電話番号: [03-3344-0011]
メール: [miyabe@souken-a.jp]
ウェブサイト: [https://www.souken-a.jp/]
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