冬定番のスイーツです。長野県飯山市の菓子店などで冬場に作られる「バナナボート」。生クリームが入った定番のものだけでなく、チョコレート風味の変わり種も登場。今年も根強い人気を誇っています。
飯山市の老舗菓子店。今年も「あのスイーツ」の時期を迎えています。
(記者リポート)
「こちらの和菓子屋さんには、ずらりと並んだおいしそうな和菓子のすぐとなりにバナナボートが並んでいます」
ふっくらと焼き上げたスポンジ生地に生クリームをぬり、そこにバナナをのせます。
巻き上げてから、さらに生クリームを追加。
飯山の冬の定番「バナナボート」です。
こちらの大黒屋菓子店では、例年11月から販売を始めますが、2023年は客の要望もあり、10月末から販売しています。
中野市から:
「ちょうどこの時期になるとね、やっぱりバナナボートおいしいので」
飯山市から:
「私、今、病院の帰りなのにね、自分のご褒美に。生クリームと生地の味が好きです」
今では、市内10の菓子店などが作っていて、根強い人気を誇る「バナナボート」。実は、大黒屋の店主が50年ほど前に考案したものです。
大黒屋菓子店 3代目店主・佐藤信一さん:
「ケーキ屋に2年ほど行っていてね、帰ってきてクリスマスケーキを作ろうとしたけどあまり売れないから、それで(バナナボート)を考えて作った」
クリスマスケーキのスポンジを使い、バナナを新鮮なうちに食べてもらうため「冬限定」にしたということです。
大黒屋菓子店 3代目店主・佐藤信一さん:
「(長年愛されて)うれしい。うちは冬限定だから、皆さん11月ごろから待っててくださって。(今年も)バナナボート始めましたので、ぜひ皆さん買いに来てください」
大黒屋では、2024年3月末ごろまで販売する予定です。
定番は生クリームを使ったものですが、変わり種を出す店もあります。
洋菓子とパンの店、「サン・ローラン」。
定番のものの隣に並ぶのは、チョコレート色の「バナナボート」。
ココアパウダーを混ぜて焼き上げたスポンジ生地を使った「ショコラバナナボート」です。
2、3年前にバレンタイン限定で販売したところ、好評だったことから、メニューに加えました。
記者が試食―。
(記者リポート)
「スポンジがふわふわ。濃厚なショコラスポンジと優しい甘さの生クリームとバナナが絶妙にマッチしています。とてもおいしいです」
サン・ローランでは節分の時期に、イチゴやキウイなど数種類のフルーツを入れた「恵方巻バナナボート」も販売も予定しています。
サン・ローラン チーフ・平野正美さん:
「長年、愛されて通ってくださるお客さまがいるので、味を変えずに作り続けたいなと思っています。(人が)集まった時にみんなで1本ずつ食べてもらいたいな」
定番の味から変わり種まで。飯山の冬の定番を味わってみてはいかがでしょうか。
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