国の特別天然記念物で絶滅のおそれがある二ホンライチョウの保護や繁殖をテーマに専門家が意見を交わすシンポジウムが5日、富山市で開かれました。
シンポジウムは絶滅のおそれがあるニホンライチョウを保護する取り組みなどを広く知ってもらおうと富山市ファミリーパークが開き、およそ200人が参加しました。
はじめに、富山市ファミリーパークの獣医師、秋葉由紀さんが、現在、国内7つの動物園でニホンライチョウが飼育されていることを紹介した上で、「江戸時代にも人の手で飼育が試みられたが数日で死んでしまい当時から飼育が難しいと考えられていた」と述べました。
この後、飼育に携わっている各地の動物園の担当者などがパネルディスカッションを行い、このうち長野県大町市の「大町山岳博物館」の職員は「ニホンライチョウのストレスを軽減させるために生息地の日照時間を参考に、光を当てる時間を調整している」と話しました。
また、園内で繁殖に取り組んだ後、母鳥を野生にかえすことに去年、成功した栃木県那須町の「那須どうぶつ王国」の園長は「飼育する動物を野生に返すのは動物園の使命です。苦労が目に見えていても、挑戦しないといけない」と話していました。
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