食を通じて社会課題をデザインし、解決を目指す株式会社GOOD NEWS(栃木県那須郡那須町)は、バターを作る際の副産物「スキムミルク」の価値をデザインした代表ブランド『バターのいとこ』から、栃木県内で国産バナナの栽培に取り組む「国産バナナ農園ラフファーム」を応援する新フレーバー「バナナ」を発売。4月26日から那須エリア限定で発売する。
濃厚な甘みと芳醇な香りの「とちおとこ」の魅力を活かした「バターのいとこ バナナ」
「バターのいとこ」は、牛の飼育方法や飼育環境を考えながらおいしい牛乳づくりをしている酪農家が、安定的にトレーサビリティーなバター作りができるようになることで、世の食卓がより豊かになっていく未来を描いて生まれたお菓子。新フレーバーは、栃木県真岡市産のバナナ「とちおとこ」を使用。「ふわっ・シャリッ・とろっ」の3食感はそのままに、「とちおとこ」の濃厚な甘さと香りを活かして仕上げた。
真岡市で「とちおとこ」を生産するラフファームのメンバー
バナナの「とちおとこ」を生産するのは、合同会社Laughmens(栃木県真岡市)が運営する「国産バナナ農園ラフファーム」。地元に貢献できることをしたい、という思いをもった真岡市出身のメンバーを中心に、30代の同級生3人が施設園芸農業で農薬不使用のバナナづくりに挑戦。バナナ栽培の国内事例が少なく、栽培マニュアルもないなか、自分達の知恵と知識をもって試行錯誤しながらバナナと日々向き合っている。虫やカビなど、気を遣う面も多いバナナ栽培だが、農薬には頼らず、丁寧に管理することで現在は1000株ほどのバナナを育てている。
その一方、規格外品となり市場に出せないものが一定数出てしまう。比較的冬場は生育をコントロールしやすいバナナも、夏場はハウス内が体感温度60度とかなりの高温になることでぐんぐんと育ち、出荷量に対して生産量が上回ってしまうことから、本来は「とちおとこ」として市場に出せる状態のバナナでも出荷できないこともある。
「バターのいとこ」は、こうした理由で出荷できなかったバナナを積極的に使い、生産者が安心して栽培を続けられる環境づくりを目指している。「バターのいとこ バナナ 3枚入」(972円・税込)の取り扱い店舗は「バターのいとこ 那須本店」(栃木県那須郡那須町)と「Chus」(栃木県那須塩原市)。
からの記事と詳細 ( 栃木県真岡市産バナナ「とちおとこ」使用「バターのいとこ」那須エリア限定で新発売 - 農業協同組合新聞 )
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